別居の事情
(2014年8月14日)
 
    
 
当園では現在2羽のアオメキバタンを飼育しています。
1羽はインコ舎の中、もう1羽はキーパー通路の鳥かごの中にいます。来園者の方によく「どうして別々にわけているの?」と聞かれます。
この2羽は相性が悪いようで「ケンカ」をしてしまうからなのです。以前は、フライングケージに2羽一緒にいました。この時は広い空間があり、お互い自分の居場所がきちんとあったので、ケンカにならずにいた様ですが、諸事情により移動となったインコ舎の空間では、彼らには狭いようで1度ケンカになり、ケガをしてしまった過去があるので、現在は分けています。
彼らの大きな力強いクチバシは、木をかじる事も、硬いクルミを割る事も出来るそうで、ケンカで命を落としてしまう事もあるのだとか・・・。そうならないためにも、1羽は舎内。1羽は鳥かごという風にわけています。(定期的に舎内と鳥かごと入れ替えています。)
かわいそうと思われる方もいる事とは思いますが、そんな事情があるのです・・・。


(藪)




悲しい実情
(2013年10月15日)

 


動物園の入り口を入ると正面にあるインコ舎。ココでは9羽のインコやオウムが生活しています。

ココに2羽の「アオメキバタン」が居ます。眼の周りが青く、頭に黄色の冠羽(かんう)があるのが特徴です。ニューギニアに生息していますが、環境破壊などによって年々数を減らし、絶滅の恐れがあるため「ワシントン条約」によって保護の対象となっています。

当園にいる2羽のアオメキバタン。実は身勝手な人間により、大宮公園小動物園で飼育することとなったのです。

この2羽は税関で摘発され、保護されました。俗にいう密輸です。
動物の密輸は、たまにニュースでも話題にあがりますが、税関で摘発された動物たちがその後どうなるか知っている人は少ないと思います。

密輸される前の国へ戻される?答えはNOです。元の国に戻る事はほぼ無いと言えます。ではどうなるのか?
それは、動物園や水族館に緊急保護という形で収容されるのです。この動物園のアオメキバタンたちもそういった経緯でここで飼育しています。税関で生きて保護されただけでもラッキーといえます。中にはケースの中にぎゅうぎゅう詰めにされて死んでしまう個体も少なくないのです。

実は日本は動物の密輸大国と言われています。日本では、ペットショップに行けば犬、猫はもちろん爬虫類や鳥類、魚類に昆虫など様々な生き物がお金を出せば買うことができます。そしてお金が高くても人とは違った動物を買いたいと思う人がいて、違法だと分かっていても保護すべき野生動物を密輸し、売買する人も居るのです。そんな身勝手な理由で、不幸な動物が増えているのが現状です。

動物を飼う事は決して悪いことではありません。動物を適切に飼うためにはその動物の生態をよく知らなくてはなりません。
大切に飼う事できっと癒しにもなる事でしょう。そして、最後まで責任を持って飼う事によって命の重みを学ぶ事と思います。

「かわいいから」とか「珍しいから」買うではなく、飼うからには、その動物の事をよく勉強し「買い主」ではなく立派な「飼い主」になって下さいね!


(藪)




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