大往生
(2011年11月23日)



カピバラのウミが11月21日に亡くなりました。

1997年10月14日に名古屋市立東山動物園で生まれ、2000年7月に埼玉県こども動物自然公園にメスの「ウチ」と共に来園し、47頭ものこどもに恵まれた立派なオスでした。

静かな老後をを過ごすため、2009年11月に大宮公園小動物園に「ウミ」とともに2頭でやってきました。

ウミはウチを好きすぎてしつこく追い回し嫌がられることもしばしば…。
ウチが池の中に入ってしまうと、コイやカメが怖いのか池の中には入らず池の中のウチの姿を目で追いかけていました。そして池から出てくると対岸にいても急いで駆け寄っていきました。
また、いくら暑いとはいえ水飲み用に置いていた入れ物に、大きな体を押しこめていた姿は何とも言えない愛らしさがありました。
少々神経質なところもありましたが、ハワイガンに毛を引っ張られても動じず堂々としている姿には貫録がありました。

13年間連れ添ったウチに先立たれてからは一時期食欲が減り心配しましたが、しばらくすると元気を取り戻し同居のハワイガンと共にいるようになりました。けれどもときどき寂しいのかキューキューと鳴いていることもありました。

2年間という短い間でしたが、いろいろなことが思い出されます。
まだまだ長生きしてもらいたかったので、とても残念な結果になってしまいました。

でもきっと天国でウチと再開し仲良く寄り添っているのではないかと思います。もしかしたら追いかけっこをしているかな?

今まで、ウミを見守ってくださりありがとうございました。
ウチとウミはいなくなってしまいましたが、彼らの子や孫は日本各地の動物園にいます。
カピバラに会った時には、彼らのことを思い出してください。


(藪)


訃報
(2010年10月25日)

  

10月14日に13才になり、17日にお誕生会でみなさんにお祝いしてもらったメスの「ウチ」が10月24日に死亡しました。

余生を静かに送ってもらおうと、2頭のカピバラは「埼玉県こども動物自然公園」からやってきました。
「ウチ」は引っ越しの直前にオスの「ウミ」に背中を咬まれ傷の癒えないうちに来園しました。展示前の検疫舎の中で公開まで生活をしていました。そんな時期から、彼らに会いに来る多くの方がおり、彼らの人気の高さを実感しました。

ウミに追われて、おぼつかない足取りで逃げることもあったウチ。
とても食いしん坊で、カモたちの餌を盗み食いするために狭い通路を通り背中に擦り傷を作ることもありました。
背中の毛がはげてしまい、皆さんに心配されていたウチ。
臆病なウミと違い、イベントスペースに出るのも、池に入るのも比較的スムーズにできました。
ただ、頑固な一面もあり、冬場は寒いと1日中寝室のヒーターの下から動こうとせず、トイレもそのまま済ませてしまい、困ったこともありました。
担当になってからまだ1年も経っていませんが、楽しかったり困ったりとウチのいろいろな思い出があります。

大宮公園に来て、ウチが幸せだったかはわかりません。でも、みなさんに愛されていたウチに出会えて、私は幸せでした。

非常に残念でしたが、ウミにはウチの分まで長生きしてもらいたいと思っています。


(藪)



17日の誕生会で赤い包帯を巻いていた左ひじの状態が悪化し、それがきっかけで体調を崩したようです。
長生き健康セットをプレゼントした私としては大変残念です。


(獣医 白井)




池までの長い道のり。B
(2010年7月26日)

  

暑い日が続いていますが、皆さん夏バテしていませんか??

ウチはすっかり池を満喫して、泳いだり潜ったりして涼んでいます。
さて、ウミはというと…。

あいかわらず、池に入る気配すら無く、小さな水入れに大きな体を押し込めています。
この猛暑の中、小さな水入れだと、すぐに水がぬるくなってしまったり、ひっくり返して水入れか空っぽ。なんて事もあったので、仕方なく、また大きな水入れに戻しました。交換した直後から、大きな体を水入れの中へ…。私が見る限り、開園中ほとんどは水入れの中に体を沈めているウミ。熱中症になるよりもマシですが、ふやけてフニャフニャになら
ないかと、ちょっと心配。また、トイレも水入れの中で済ましてしまうから、とってもキチャナイ….(>A<;)

たまに、ウチを追いかけていますが、ウチが池へ入ると諦めて、水入れへ。
そのまま池に入
ってくれたらいいのに…。(-..-)

ウミの池までの道のりは、まだまだ遥か彼方のようです。


(藪)




池までの長い道のり。A
(2010年6月21日)

  

前回、水飲み容器の中に入っているとお話しましたがついに池に入ってくれました。

「どうしたら入ってくれるのだろう?何か準備をしなくてはなぁ。」と思っていたある日の朝、他の飼育係から昨日池に入っていたよとの情報がありました。
「おっ!やっとウミ(♂)が池に入るようになったか!」と思いながら、彼らのもとへ。
寝室から2頭を出して掃除を始めました。すると、うしろで”ドボンッ”という音が!振り返ると私の予想に反してウチ(♀)が池に入り泳いでいたのです。

ウチは猛獣舎寄りのスロープ状になっている石の上からゆっくり入ると、橋の下をくぐり深くなっているツル舎側へと泳いでいきました。
足が悪いため、陸ではヒョコヒョコとゆっくり歩いていますが、水中ではすいすいと泳いだり潜ったりして楽しそうでした。

ただ、食いしん坊なウチ、彼らから届かないようにと飛び石の上に置いたカモたちの餌を見つけて池の中からモグモグと食べてしまいました(>o<;)
池に入ってから、楽しみが増えたようです。

私は嬉しい反面、カモの餌の置き場を考えなければいけなくなりました。

一方、ウミは何かが怖いのか、池には入ろうとせずに、いまだに水飲み容器に浸かっています…(^〜^;)


(藪)




池までの長い道のり。
(2010年6月4日)

 

寒い季節も過ぎ、暖かくなってきました!
これから夏にかけて、こんどはだんだん暑くなっていきますネ(^〜^)

ウミとウチは寒さがやわらいでくるとヒーターのついた寝部屋にいる時間がだいぶ少なくなりました。
暑かったゴールデンウィーク中にはウミは水の中でした(>v<)。といっても池ではなく、飲み水用の入れ物の中に・・・。高さは20cmほどしかありません。
よっぽど暑かったのか、体がやっと入るほどの大きさのいれもので背中までつかろうとがんばっていました(^^;)

私たちとしては運動場の真ん中にある大きな池に入ってもらいたかったのでこちらも考えました。
「暑くても、入れる水がなければ池に入るかも!」と思い水のみを小さなものに替えてみました。体が入らないので足だけつっこんでいます(==;)。また、普段はスフィンクスのように座っているのに、よほど暑かったのかその日はお腹を出して休んでいました。
ちょっとかわいそうになってきたので、ホースでシャワーをかけたら、右往左往。嫌なのかと水をかけるのをやめると、水の流れている方へと移動してきました。どうやら嫌がっていたのではなく、全身に水を浴びたかったようでした。
ひとしきり水浴びすると、満足したようで普段と同じようにスフィンクス座り。

どうすればウミもウチも池に入ってくれるのか…。今はまだ水のみに入っていますが、いろいろ試行錯誤して、早く2頭が池で泳ぐ姿をみなさんに見ていただきたいと思っています(^ー^)v


(藪)




落ち葉のベッドでひなたぼっこ。
(2010年1月30日)

  

南米に生息しており寒いのがちょっと苦手なカピバラたち。
ガンカモ池はコンクリートの床で、午後からは底冷えします。
そこで、落ち葉を敷きつめた場所を作ってあげました。

その場所は、午前中は日が当たりポカポカしている場所です。1日目は警戒してか中に入らなかったのですが、数日で朝運動場に出てくるなり、そそくさと落ち葉のベッドに向かうようになりました。
今では1日のんびり昼寝をしています。

落ち葉の色とカピバラの色、そっくりで見落としてしまいそうになりますが、姿が見えなかったらまずは落ち葉ベッドの上をチェックしてみてください。


(藤嶋)




公開開始しました。
(2009年12月16日)

  

連日お伝えしているカピバラですが、ついに12月13日に公開を開始しました。
彼らが展示されたのは、「ガン、カモ池」と呼んでいる施設です。

動物園の多くの施設は、みなさんが見られる「運動場」と、裏側にあり見ることのできない「寝室」などと呼ばれる収容施設でできています。
ですから、通常は展示開始数日前から「寝室」に引越しをして、展示場での慣らし期間を経て展示開始に至ることが多いのです。

しかしこの施設は、そういったものがありません。
そこで展示開始日の朝、引越しをしました。
写真のような移動用の箱に入ってもらい移動をしました。
箱の重さを含めると約90kg。みんなで落とさないように慎重に運びます。

無事、運び終えて運動場に2頭を出しました。
彼らは、前の園からの引越し直前にけんかして別居していた過去があります。
担当者はけんかをはじめないかどきどきしながら見守りました。
さいわい、何事もなく今日まで仲良く2頭で一緒にいることが多いようです。

公開からまだ数日ですが、多くのみなさんが足を止めて観察していってくれます。
最近寒いですが、カピバラ人気で熱気があふれた動物園になればいいなぁと期待しています。


(藤嶋)





公開日決定!
(2009年12月6日)



カピバラファンのみなさま、大変お待たせしました。
ついに公開日が決定しました。

公開開始は12月13日を予定しています。

2頭のカピバラ、「ウミ」と「ウチ」は当園に来る前から一緒に暮らしていて、当初こちらでも同じ施設に入る予定でした。
しかし、当園に来る直前にオスの「ウミ」がメスの「ウチ」を追いかけまわしてしまうことが多くなったそうです。
「ウチ」は以前から足が悪く引きずっていたりしていたようですが、さらに悪化してしまいました。
引越し直前には同居していたそうですが、周期的に追いかけまわしてしまうことが予想されると、前にいた動物園の担当者からお話をいただきました。
そこで急遽、普段は同居ですが、けんかしたときに別居ができる小屋を作成しています。

その準備のため公開が遅くなってしまったことをお詫びいたします。

ここ数日、来園してくださった方からカピバラの公開についてよく質問を受けます。
これほど公開前に会いに来る方の多い動物はなかなかいません。
反響に職員一同驚いています。

そこで、20日にはウェルカムイベントも計画中ですので楽しみにしていてください!


(藤嶋)




来園
(2009年11月16日)

  

本日、埼玉県こども動物自然公園から2頭のカピバラがやってきました。

オスの「ウミ」とメスの「ウチ」です。
げっ歯目で最も大きい彼らは体重40kgを超える大きさです。
園に到着してから、部屋に収容するために彼らの入った輸送箱をみんなで運びました。
この存在感は当園の新たなスターになる予感!

しばらくは検疫のため、ご覧いただけませんが今年中にはお目見えできる予定です。

このところ当園には南米に生息する動物たちが続々と来園しています。
これから冬に向かって寒さが増しますが、南米の熱いパワーをもらって熱い大宮公園小動物園にしていきたいと考えています。


(藤嶋)




 

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