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 お腹の調子はいかがですか?
(2019年8月16日)
   
 
 暑い暑い毎日が続いています。今年はちゃんと雨の降る梅雨が終わったとたんに暑い夏がやって来ました。埼玉県の大宮では猛暑日なんてざらです。カピバラの放飼場には池があって、カピバラたちは自由に入ることができます。でも、水嫌いのピースはなかなか入らないのがいつもなのですが、今は違います。朝、カピバラ舎に行くと、2頭ともしっとり。又はびっしょり。ひと泳ぎして朝のご飯をまっています。昼間も池を出たり入ったり。じっと浸かっていることもあります。池から上がってすぐにブルブルをして水切りをしないのは子供の時からで、水滴をボタボタ垂らしながら歩くので、移動の軌跡が良くわかります。濡れたまま東屋を使うので、休息中も体はけっこう冷えているのではと思っています。普通ではない暑さの中、水(しかもここの池は井戸水なので、水温は17℃程)に入ったり出たりでしっかり体を冷やしているらしいカピバラたち。暑くてぐったりしているように見えていますが食欲は変わらず。しかも快便!まだまだ暑さは続きそうですが、この方たちに夏バテの心配はなさそうです。

(小高)



 マット
(2019年8月2日)
   
 

 カピバラの放飼場は大半がコンクリートで、隅にある寝室の入口付近と東屋周辺が土になっています。東屋の床は板張り(自作)です。

今年の冬、寒さ対策として、東屋の床の一部に厚いゴムマットを敷きました。旧カピバラ舎の時に、ヤマトとコハルの個室の床に敷いてあったもので、さらにその前にはウチとウミが使っていたものです。ピースとラ・メールも敷いたその日から使用していました。気温が上がってきてから片づけようと思っていましたが、コンクリートよりは心地よいと思い、撤収する代わりに寝そべりそうなところに移動してみました。放飼場のコンクリートの部分はほとんどが日なたで、土の部分はほとんどが日陰です。休息時にどこを選ぶのかはカピバラ次第です。暑いこの季節はもっぱら日陰を利用するかと思っていましたが、炎天下でもコンクリートの上で寝ていることもあるので、マットがあれば使うかもと思いました。今のところ、かなり好評のようです。重いものなので、片づけるための長距離の移動が大変だと思った担当者の横着が意外に良い結果を産んだようです。でもこのところの高温でマットの温度も上昇中。焦げないように気を付けてほしいものです。

                                                 

(小高)



 発掘
(2019年7月12日)
   

 ピースの歯磨きは日々のお仕事ですが、その歯磨きに使う石を自分で調達するようになりました。放飼場には土の部分があり、もともとあったものもありましたが、池に落ちてしまったり、掃除の時にゴミと共に捨ててしまったりで最近はあまり見かけなくなっていました。掃除の時に同じ所を掃くので地面がえぐれてしまうことがあり、そこに新しい土を補充すると新しい石も補充されます。そんなものも目ざとく見つけるピースでしたが、大きな石が混じらないように気を付けて作業するようになってからは(掃除の時に都合が悪いので)そこからお気に入りを見つけるのは大変になっていたようでした。そこでピースは考えたようです。地面に埋まっている石を掘り出せば良いと。たまに丁度良い大きさのものがあるようで、毎日掃除の時に外に出す石ですが、翌日にはまた東屋の中にキープしてあります。一日に何回も歯磨きをするのはピースだけで、ラ・メールはまずやりません。同じように育ってきたはずなのになぜなのか?やることも、やらないことも不思議な行動です。

(小高)  



緑の絨毯
(2019年6月28日)
 
   
 今年のカピバラ池は、ホテイアオイの食べ残しが多いだけではなく、水草の繁茂も手伝って一面が緑色です。以前、まだ住人が2頭だった頃、水草が大繁殖したことがありました。その時はホテイアオイの季節が終わり何もなくなった水面が一面平らに緑色になりました。池をトイレに使うと水に浸かった所まで水草をつけてくるので体にラインが引かれたようで面白かったのを覚えています。今回は、ホテイアオイの季節真っ只中。小腹がすくと残り物を食べに入るし、暑い時には水浴びにも入ります。全身がくまなく水草模様になり、ぶるぶるっと水切りをすれば、今度は地面が水草模様になります。それでも落ち切れない葉が体一面に張り付いていて、なんだか一枚一枚取ってやりたくなってしまうのは私だけでしょうか?本人たちは一向に気にしていないように見えますけどね。

(小高)



 目に見えること
(2019年6月14日)
  
   

 今年も先月より、週に1回、ホテイアオイのおやつをカピバラ池に投入することにしました。ところが、うかつなことに頭数が減っていることを考慮せず、昨年と同じ量を水族館にお願いしてしまいました。と言うか、「今年もお願いします」と伝えてしまいました。1週目が過ぎた時、池にだいぶ残りが浮いていましたが、それはホテイアオイが小さく、先のおいしい葉の部分だけ食べ、下の部分が多く池に残っているからだと思ってしまいました。でも、さすがに3週目に入って気が付きました。食べている頭数が少ないからだと。乾草や野菜の量は、1頭づつ決めて一覧表にして調餌室に貼ってあります。変更があればすぐに書き換えます。ですから、頭数が増えても減っても間違えることはありません。でも、このおやつのように、量を決めて使っているのではない場合のことは考えませんでした。さしあたって困ることはないのですが、次回からは少なめにと注文しようと思っています。さびしいが目に見えてしまった出来事でした

(小髙)  



ホテイアオイ始まりました
(2019年5月30日)
  
   

 今年最高の気温が毎日更新されてゆく日々ですが、カピバラ池の夏の風物詩「ちょびっとアマゾン化」が始まりました。今年もさいたま水族館の協力を得て、余剰のホテイアオイをいただいています。まだ時期が早いので、金魚鉢サイズのホテイアオイ。カピバラ的には食べるところが少ないので今一つなのですが、1袋目を放飼場に運び入れた時点で状況を把握したようでした。とっとと池へと向かいます。半年ぶりですが、忘れてはいません。とりあえず大きめな葉だけ食べて…。食べる葉を選ぶために時間がかかり、水に浮いて安定しない葉を食べるために時間がかかります。普段は食べることになるべく時間を費やしてもらえるよう工夫をしているわけなので、自然に時間がかかる食べ方になるのは大歓迎。水の中で、体を冷やしながら食べ物に囲まれて時間を忘れるカピバラたちを、なるべくたくさんご覧いただけるようにしたいと思っています。

(小高)

 



 好きなものから食べるタイプ
(2019年5月15日)
 
   
 

 好きなものは最初に食べるタイプと、最後にとっておくタイプが人の場合にはありますが、動物の場合は好きなものが一番です。見えない所にあっても、かき混ぜてあっても一番好きなものから口にします。動物園のカピバラたちは野菜や果物を食べていますが、それなりに順番があります。それでもラ・メールは出てきた順に口にしますが、ピースは出てくるものを最後まで確認してから選びます。おかげで、毎回出遅れるわけですが、葉っぱものの場合にはさらにややこしいことをします。優先順位の高いものにキャベツがあります。そして一番好きなのは、外側の緑の濃い葉です。スーパーマーケットなどでは設置してあるゴミ袋に捨てられているあの部分。そして好きなのは緑の部分です。食べる時には芯は後回し。緑を探して食べ、白い所はポロリ。最終的には全部食べますが、順番は譲れないらしい。咥え方にもコツがあるようで、ぐるりと緑を食べ続け、最後に芯を残す。ハクサイの時も同じです。白い三角形が点々と残ります。もちろん、これも最後にはお腹の中にちゃんと納まるのですが。

 緑色にこだわるのは、本来の食べ物である草の色に関係するのでしょうか?

(小高)


 行ったり来たり
(2019年4月30日)
   

 毎年この時期になると悩むことの一つに、いつ暖房の使用をやめるか、があります。器具を使うような暖房もそうですが、カピバラの放飼場のように前や横の板をいつまで使うか?とか床材をいつまで入れるか?とかもそうです。毎日、天気予報の気温予想を眺めては悩ましい時間を過ごしています。

カピバラ放飼場で過ごしている2頭は、3月に湯浴みが終わった後すぐに井戸水を使っている池で泳ぎ始めました。でも、カピバラ舎のチェリーに用意できるのは、お湯を使うか冷たい水道水を使うかです。他の2頭が池で泳いでいるような暖かい日でも、チェリーは水には浸かりません。やはり今の気温では井戸水と水道水には温度の差がだいぶあるようです。チェリーにもお水に浸かってほしいので(健康のためにはどうしても必要)、ついにコンテナにはぬるま湯を用意することにしました。でも、気温やや低めの日は何とか浸かるものの(気持ちは良いらしい)、冬の寒い時期のようにじっくりは浸かっていません。しばらくお天気が安定しなさそうな気配なので、水にするかお湯にするかやっぱり悩ましい選択を強いられそうです。

(小高) 


  気持ちの良い時間
(2019年4月16日)
   

 カピバラ放飼場を囲うフェンスは、一部、園路と直接接していて、カピバラの気分によってはとても近くで見ることができます。また、触られて気持ちがよくなると、被毛がたわしのように逆立ちます。もっとリラックスすると、お腹を見せてころがります。ここでは特別にふれあいを行っているわけではないので、誰が触っても転がるカピバラではありません。それでも人懐こいピースは以前から良く転がっていましたが、警戒心の強い(コハル母さんによく似た)ラ・メールはめったに転がりませんでした。それが近ごろ、天気がよく、静かで(人が少ない)、お腹がいっぱいな時にはたまにリラックスするようで、ゆっくり触られながら、気持ちが良くて白目をむいている姿を見かけることがあります。おっとりしているようですが、そこは野生の動物ですし、機嫌の悪い時もあります。でも、もし、フェンスにお尻をつけて座っていたら、静かに近づいて、そっとお尻や背中を撫でてみてください。カピバラも人も優しい時間を過ごせると思います。

 大きな声を出さずに、そ~とです。

(小高)


 予行
(2019年3月30日)
 

   
放飼場を2頭で使うようになって1か月を越えた頃から、なんとなく2頭とも大きくなったような気がしてきたので、体重を量ってみることにしました。体重計の移動や天候に左右されるので、なかなか定期的に量ることができないでいましたが、健康管理のためには必要なので、2か月に1回くらいは実施してみようと努力目標を立てました。今回は2頭になってから初めてだったので、もしかしたら何か変わるかと思ったのですが、体重計を設置したとたんに乗ってくれるピースとおいしいものには目がないラ・メールに変わりはありませんでした。結果はピースがちょっと増えて、ラ・メールがちょっと減った。予想と大違いです。どちらも大いに増えたに違いない、と思っていましたから。
思いの外スムーズに量れることが確認できたので、まずは来月からスタートです。

(小高)



 新しいかたち
(2019年3月14日)
 

   
お湯の直浴びをピースができるようになったことばかりを気にしていたけれど、よく見ているとラ・メールがお湯の出てくるところが苦手なことがわかってきました。たいていのことは、ラ・メールが優先権を主張するようになりましたが、湯浴みに関してだけはどうしても先に入れません。以前からしぶきは苦手にしていましたし、何と言っても直浴び大好きのコハル母さんがいたので、あまり目立っていなかったので、これほどだとは思っていませんでした。ピースが先に入って、お湯が落ちてくるところをブロックしてくれると安心するようです。お湯が止まればすぐに安心して全身浸かるので、落ちてくるお湯が苦手なのでしょう。なんにしても、ピースが一番なことがあってホッとしました。でも、湯浴みももう今月で終了の予定です。ラ・メールが苦手とすることは何でしょう。

(小高)



 初泳ぎ
(2019年2月28日)
 

  
 
立春を過ぎると、生きものたちに春がやって来ます。人間にとっては2月なんてまだまだ寒い時期(埼玉は寒いんです)。それでも確実に春はやってきていて、インドクジャクがディスプレイの練習を始めたり、アカハナグマが相手を呼ぶ声を変えたりします。そして、大宮のカピバラ舎にも春がやって来ました。
この冬はコハル母さんのために、昨年の10月ごろから毎日のようにお湯を使ってきました。母さんのおかげで、ピースの背中もしっとりしていました。母さんがいない今は、少し広くなったコンテナで2頭ともゴロゴロして全身しっとりができるようになりました。でも、池に入りたい欲求は別のようです。午前中、まったりお湯に浸かっていた2頭でしたが、夕方の給餌の時にも全身濡れており、いつもの池の出口から東屋まで見事な水の跡がありました。コンテナのお湯が冷たくなったらそこはトイレに変身するので、全身ずぶ濡れという事は池で泳いだ証拠です。毎年、今頃コハル母さんは初泳ぎをしていました。寒いのになぁといつも思っていました。こんな所にも母さんのDNAが引き継がれているようです。今年の初泳ぎは2頭揃って2月26日でした。
(小高)



   動物が教えてくれること
(2019年2月15日)
 

  
2月13日の朝、野菜の入ったカゴと乾草を入れた袋を持ってカピバラ放飼場の扉を開けると、いつものように足元をピースとラ・メールがぐるぐる回って朝ごはんの催促をしてきましたが、やや離れたところからこちらを見ているはずのコハル母さんの姿がありませんでした。オヤ?と思って東屋をのぞいてみましたが、そこにも姿は見えません。行き違いになったかと後ろも見てみましたが、そこにもいません。持っているものを置き、放飼場の中を見回しても姿を発見できなかった時、私は最悪の事態を知りました。
昨年の夏から、たびたび食欲不振に陥り、毎日湯浴みをするようになってようやく体調不良を改善できたように思っていました。それでも、体重の減少は続いていたようで、最近は体つきが骨ばってきていました。食べることに関しては、食べるスピードはゆっくりになったものの、たくさん食べたい気持ちは誰よりももっていたと思います。体重増加に向け、メニューも変更したばかりでした。
急性心不全による水死。これが死亡に至った原因です。なぜ、池に入っていたのか?なぜ、こんなに急に体重が落ちたのか?外傷も打撲痕もありませんでした。7歳9か月。短くはありませんが、決して長くもありません。カピバラにとって少し厳しい環境ですが、ファミリーで仲良く暮らしていました。おそらく、不慮の事故が起こったのでしょう。でも、その原因まではわかりません。
私たちにはわからない、知りえないことがたくさんあります。だからこそ、今できることを精いっぱいやろうと再決意させるコハル母さんの死でした。
色々なことを教えてくれてありがとう。応援をいただいた皆様、ありがとうございました。 

(小高)



  くらべてみると
(2019年1月31日)
 

    

多くの方が経験されていると思いますが、カピバラは気持ちの良い所を触られると被毛が立ちます。人が触るだけではなく、他の個体だったり、他の種でも良いようで、様々な写真を目にします。ここでも同じですが、今回はいつもは目にできないチェリーのボアボアな姿をご紹介しましょう。
チェリーは今でも毎日朝夕2回の治療を続けています。なるべくストレスを感じさせないように、体を触ってやりながら観察したり、目薬を差したりします。また、よりやりやすいように、食器に入れた野菜を食べてもらったりします。おかげでとてもスムーズに作業が進みますし、この時間が大好きです。衛生面や治療の関係で群れの生活をさせてやれませんが、その分、毎日必ず人からマッサージを受けることができます。しかも、受けるのがとても上手。触れた途端にボア。撫でた途端にボアボア。舎内生活で暑さ寒さの影響が少ないせいか、チェリーの被毛は他の個体に比べると子供の頃のやわらかい感じが残っています。でも毛の長さは短い。色は茶色が濃い。個体差と言えば個体差なのかもしれませんが、他とちょっと違うチェリーです。そして、普通は嫌なことをされるので動物からは好かれることの少ない動物のお医者さん。でもチェリーは、いつもマッサージしてくれる獣医さん大好きです。

(小高)



  模様
(2019年1月15日)
 

   

 カピバラ舎と裏側のパドックを使って生活しているチェリーの顔に、しばらく前から模様ができてしまいました。初めは、メスなのに鼻の上がモリージョみたいに見えると思っていたのですが、そうではなく被毛が薄くなっていました。パドックの展示場側の角で、臭い付けをしている姿は良く見かけていました。カピバラ舎の壁に擦り跡で模様ができています。オスのカピバラはモリージョを使って臭い付けをします。でも擦るのはモリージョの部分だけなのでしょう、そのことで被毛が薄くなっているようには見えません。(ピースはあまり熱心に臭い付けをしないのであてにはなりませんが)縄張りの主張でしょうか?それともかゆいだけ?
治療が必要と言うわけではないので様子を見ている毎日です。

(小高)



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