天井にかける橋
(2009年4月30日)

  


工夫第3弾は、運動場の上に設置した幅約20cmの板で作った橋です。
今までは鉄パイプや丸太といった比較的細い渡り木でした。
そこで今度は、渡りやすいように幅広のものを設置しました。
渡り木の上には餌も置けて、彼らもゆっくり休めるのではないかと思いながらの製作でした。
また、橋の下にも細い板をつけてそこにも餌を隠せるようにしました。

4/20に設置しました。設置後数日は、警戒するのかあまり近寄りません。
いつも大抵そんな感じなので、しばらくしたら使うだろうなと様子をみていました。
しかし10日経った今日もあまり使っている様子はありません。
置いてある餌を取りに乗ることはあるのですが、それ以外はあまり利用していません。

平らな板はしっかりつかめないので安心して渡れないのか?
餌を取りに行くときも、尾を巻きつけられる距離の場所では柵から尾が離れません。
ちょっと予想外でしたが、高いところで飛んだり跳ねたりしている彼らの慎重な一面が見られました。


(担当 藤嶋)




ホースのグルグルロープ
(2009年2月18日)

   

工夫第2弾は、タイトルのとおりホースのロープです。
古くなった消防用ホースを渡り木の代わりに運動場につるして移動や遊び用の道具にするというのは以前からおこなっていました。
しかし、フサオマキザルはブラブラするのが嫌なのかあまり使っていない様子でした。
ニホンザルは乗って揺らして遊んだりしているのですが…。

そこで今回工夫したのは、ホースをねじるということ。
ただそれだけなのですが、ツル植物のように細くなり彼らには持ちやすくなるかなと考えました。というわけで、ホースをネジネジしていると。。。
「んっ!」
真ん中に空洞ができるじゃないですか!あたりまえなのですが。
けれど、そこに餌を隠してみたらおもしろいのではないか?と考えてしまったのです。

さっそく実験。ねじったロープを張って、餌を仕込みます。
運動場に出てきた彼らは、いろいろな場所で餌を探しながらホースに近付きます。
そしておもむろにつかむと、木の皮をかじるようにホースの中の餌を食べました。

ただ、ホースを渡るのは嫌なのか、中央あたりにに隠した餌は近くの止まり木にぶら下がって食べていました。
しばらく続けていくうちに、彼らは他の取り方も考えるかもしれません。


(担当 藤嶋)



 

運動場のリニューアル
(2009年2月10日)

  

渡り木がかじられたり、古くなったりしてきたため、フサオマキザルの運動場のレイアウトをリニューアルすることにしました。

リニューアルするにあたって考えたことが2つあります。
 ・ レイアウトを簡単に変えるようにできないか?
 ・ いろいろな行動を引き出せないか?

ある文献によると、彼らは餌を得るために石や、木の枝を使うこともあるそうです。
そんないろいろなことを考えて実行できる彼らですから、ときどき渡り木のレイアウトが変わることで楽しい生活ができるのではないかと考えました。

そこで、鉄パイプで支柱を組んで、それに丸太やロープなどをつけることにしました。
今までは長い丸太で渡り木を組んでいたので交換がとても大変で時間がかかりました。
この方法にすることで短い丸太でできるようになり、交換が簡単になりました。
とはいえ、3m程の高さにある鉄パイプの上で作業するのは冷や汗が止まりません。
今日までにやっと土台ができあがりました。

そして行動を引き出せるような工夫もいくつか考えました。
今回載せるのは、「ぶらぶら丸太」です。
これは、丸太を鎖でぶら下げたものです。
丸太には穴が開いていて、穴のいくつかには餌が詰められています。
このぶらぶらと安定しない丸太に対して、彼らは鉄パイプに尻尾を絡めて逆さにぶら下がったり飛びついたり、ときには地面から丸太を揺らしたり試行錯誤しながら餌をとります。
とても活動的で見ていて飽きません。
彼らも楽しんでくれているでしょうか?
今後、彼らがどう行動するかも調査したいと考えています。

このように、動物のいろいろな行動を引き出し、動物たちの生活を豊かにする工夫は「環境エンリッチメント」と呼ばれ、最近ではさまざまな動物園で行われています。

このほかの工夫もこれから少しずつ動物日誌に載せる予定ですのでお楽しみに!


(担当 藤嶋)




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