赤ちゃん誕生!!
(2012年4月30日)

    

4月10日の朝のことです。
放飼場にクモザルたちを出すと、ツクシの背中に白い物が巻き付いていました!!
何かと思って観察していると。
ナ、なんと・・・・・その正体は赤ちゃんでした!!

私事ですが、出産当日はお休みでした。朝入った、代番の職員は驚いたようです。
前回、クンビアが生まれた時も、当時の担当者はお休みでした。
こうも同じ事が続くと、担当者には出産に立ち会わせたくないのかと、少し寂しい気がします。


出産をしたツクシは他の個体に比べ、少々臆病な性格をしています。

3月頃からお腹のふくらみが目立ちはじめ、うまく子育てできるのか?他のサルたちの邪魔が入らないか心配していましたが、赤ちゃんは無事に生まれ、しっかりと抱いてお乳を飲ませている姿がみられ、ホッといと安心。これからもあたたかく見守っていきたいと思います。


(関根)




名前は「クンビア(Cumbia)」です。
(2010年11月25日)

  

11月6日に1才のお誕生日を迎えた子ども。11月7日にお誕生会をおこないました。(その様子はこちら
誕生会の記念に彼女に名前をつけることにしました。
今回は、みなさんからの投票や応募ではなく、担当している私が独断で決めました。

名前は、「クンビア」です。
クンビアはコロンビアという国の音楽の名前です。なぜこの名前にしたのかを今回は書こうと思います。
ケナガクモザルは、南米にあるコロンビアとベネズエラという2つの国にまたがった地域に生息しています。生息地はあまり広くなく、以前にも書きましたが、IUCN(国際自然保護連合)では「世界で最も絶滅が心配されているサルTOP25」にも挙げられています。
彼らの減少の原因は、狩猟による乱獲や、生息地の減少ともいわれています。
生息地の減少というと、森林伐採や農地化によるものを想像することが多いですが、彼らの生息地においては他の要因も考えられます。
コロンビアとベネズエラは隣国ですが関係があまり良くなく、国境付近では厳戒態勢がとられています。彼らはまさにその地域にすんでいます。
野生動物たちを保護していくためには、その地域の協力は欠かせません。しかし不安定な暮らしを迫られている地域の人たちに協力を求めることは容易ではありません。人間の争いが動物たちにも影響を与えているのです。

戦争や争いによって数を減らした動物は他にもたくさんいます。私はそんな動物たちの「今」を動物園でも伝えられたらいいのではないかと思っています。

そこで、今回「クンビア」という名前をつけることにしました。クンビアはコロンビア北部のとても軽快なリズムの音楽です。楽しいイメージがあります。彼らのすんでいる地域でもみんながそんな幸せなリズムでハッピーになってほしいという願いを込めてみました。
また当園で彼女に会ったみなさんも彼らのすんでいる地域の文化や歴史、現状にも興味をもってもらいたいと思いました。
クンビアを聴きながら「クンビアちゃん」に会いに来てみるというのはいかがですか?


(藤嶋)




すくすく育っています
(2009年11月30日)

  

新しい仲間、ケナガクモザルの赤ちゃんは元気にすくすくと育っています。
元気にといってもあちこち動き回っているわけではありません。
お母さんに、ギュッとしがみついているのです。

前回、書いた私たちがハラハラしてしまうような動き、写真に撮ってみました。
こんな感じでしっかりつかまっています。
最近ではすっかり見慣れてきました。

ところで、この母親はいったい誰?という質問をしばしばいただきます。
彼らのことは以前からここでも、たびたび個体紹介をしていたのですが、出産の記事の時には書き忘れていました。
出産した個体は「ナズナ」です。
以前書いたとおり「ナズナ」はとても人懐こい個体です。
ですから、近づいてきた際にこどもを触らせてくれることもあります。
初産ですからあまり刺激はしないようにしていますが…。

赤ちゃんはまだ、母親にしっかりしがみついて離れません。
会いに来たときには小屋の上から下までしっかり見て探してくださいね!


(藤嶋)




うまれました!!
(2009年11月16日)

  

11月6日にケナガクモザルに赤ちゃんがうまれました。
事務所内で午後の餌を準備をしていたときに来園者からクモザルの運動場の床が血まみれになっているという連絡を受け、あわてて職員が駆けつけました。そこで待っていたのは大惨事!ではなく、灰色のかわいい赤ちゃんの姿でした。

ケナガクモザルの妊娠期間はおよそ230日。妊娠したまま当園にやってきたようでした。
まさかこんなに早く生まれるとは思ってもいませんでしたが、無事にうまれてきたことに当園の職員も、引越し前に飼育していた園の職員もほっと一安心しました。

母親は、こどもがいても全く気にせずロープや柵にぶら下がってすいすい移動していきます。
落っこちたりしないかハラハラしてしまいますが、彼らがそのように移動するのは人間が地面を歩くのと同様、当たり前のことです。元気に育ってくれるように見守っていきたいと思います。

私事ですが、出産の当日はお休みをいただいておりました。担当動物の出産に立ち会えなかったことはこれで2度目。どうもタイミングが悪いようです。。。


(藤嶋)




性格の違い
(2009年10月17日)

 

江戸川区自然動物園から引っ越してきておよそ2ヶ月。
彼らも当園の生活にも慣れ、だいぶ落ち着いてきたようで個々の性格がだいぶはっきり出てきました。

「ミドリ」はオスの威厳があるのか、舎内で手渡しで餌をあげているとしばしば威嚇してきます。
直接バケツに手を入れようとしたのでバケツをこちらに寄せるとバケツをつかんで引っ張ろうとしてきます。
先日、木の枝を天井につるしたところ、それを振り回し、バサバサと大きな音を立ててこちらをけん制してきました。

「ナズナ」はとても人に慣れており、すぐ脇まできて餌を取ろうとします。
よけようと手で振り払っても、怒ったりはせず、その手をかいくぐってしつこく近づいてきます。

「ツクシ」はちょっと臆病で尾でロープや止まり木につかまって、ちょっとでも驚くとすぐに後ろに下がって逃げてしまいます。
寝室に帰るときも最後まで入ってこられずにおいしい餌を食べ逃してしまうこともあるようです。


そんな彼らにも偏りなく餌を食べてもらい、また健康でいてもらうためにもいろいろと工夫をしないといけないなと日々考えさせられます。
動物園の動物たちはみな一緒に見えるかもしれませんが、やはり1頭1頭個性があり性格が違うのです。
今度、会いに来たときには、そんなことも考えながら動物を観察してみてください。
そして、気になることがありましたら、ぜひ飼育担当者に声をかけて話を聞いてみてください。


(藤嶋)




 

新しい仲間
(2009年9月18日)



8月31日、大宮公園小動物園に新たな仲間がやってきました。
ケナガクモザルという南米にすむクモザルの仲間です。

彼らは、東京都江戸川区の「江戸川区自然動物園」からやってきました。
3頭来園しました。オスの「ミドリ」とメスの「ナズナ」「ツクシ」です。

今月15日から公開になりました。
今まで当園にいたサルたちとは違い、手や尾を使ってぶら下がりながら移動します。
ゆるやかに動く姿は一見の価値ありですよ!

クモザルの仲間はまだまだ研究が進んでおらず、分類もはっきりと定まっていない仲間です。
彼らの仲間の多くは生息地の減少や、狩猟などによってかなり数が減ってしまっています。

この種もIUCN(国際自然保護連合)が発表した「2006〜2008年、世界で最も絶滅が心配されているサル、TOP25」にあげられました。
彼らの飼育を通してみなさんに地球や自然の現状をお伝えできたらいいなと考えています。


(藤嶋)




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