待望の孵化
(2011年11月29日)



「タイガ」(オス)が、お婿さんとして引っ越しをしました。

2010年7月7日に当園で初めてうまれた個体です。1才も過ぎ体は真っ白になりました。シロフクロウは雌雄で体の色が違い、オスは全身白くなるのが特徴です。
ですから、タイガはオスであろうと思われましたが、幼鳥でははっきりしないこともあるので、血液検査をして確認をしてみました。動物園では♂♀がはっきりしない種は血液や羽などを使って検査をしています。その結果、やはりオスということがわかりました。

繁殖の季節に、親たちの繁殖を邪魔しないように分けて飼育していましたが、岡山県にある「池田動物園」からペアリングの話があり、お婿さんに行くことが決まりました。
そして11月18日に池田動物園に引っ越しをしました。

向こうで立派な父親になってほしいと願っています。今まであたたかく見守ってくださったみなさま、ありがとうございました。


(関根)




待望の孵化
(2011年8月19日)



待ちに待った、ヒナがうまれました。
それも7月16、17日と1羽ずつ合計2羽が誕生です。

5月に抱卵をやめてしまったときは、巣に雨が入らないようにしておけばよかったという後悔がありました。次回は同じことが起きないようい準備しようと考えていると、6月10日に2度目の抱卵をはじめてしまいました。まさかこんなに早く次の機会が来るとは思っていなかったのでおどろいてしまいました。

野生のシロフクロウはなんらかの原因で抱卵を中止しても、その年にまた卵を産んであたためます。生命の強さを間近で知ることができました。

そして7月16日の朝、巣から聞きなれない声が聞こえてきたのです。
そろそろ孵化の予定だったので、まさかと思い巣を見に行くと、母鳥のお腹の下にヒナの姿が見えました。体が小さく、目も開いていない姿を見て「今度は無事にうまれてきてくれてありがとう」という感謝の気持ちでいっぱいになりました。

毎日オスが餌を巣に運び、メスが餌を与える子育ての姿を見ることができます。

ですが残念ながら7月17日にうまれた個体は7月30日の朝、巣の外で死んでいました。親が2羽とも育てるのを断念したのか、餌が不足していたのかまた、いろいろ考えさせられました。

16日にうまれた個体はすくすくと育っています。
今ではヨチヨチと歩くかわいらしい姿や、地面に横になっている姿も見られます。足を広げて横になっている姿を最初に見たときには死んでしまったのかと焦りましたが、何事もなく立ち上がる姿を見てほっとしました。
うまれたばかりのヒナは足がしっかりしていません。寝るときには足を広げて寝てしまうのです。

まだまだ暑い日が続きこれからのヒナの成長が心配で仕方ありません。
彼らは寒い地域にすんでいます。ですから夏の暑さはとても過酷です。
少しでも涼しくなってもらえるように、扇風機を回したり、ヨシズで日陰を作ったり、暑さ対策に力が入ります。

現在シロフクロウ舎前にはヨシズが張られ見えづらいと思います。巣立つまでの間、ご不便をおかけしますが温かく見守ってください。

まだまだ暑い日が続きますので、来園される際はみなさんも熱中症にはお気を付けください。


(関根)




2度目の営巣
(2011年6月27日)

  

前回、残念なお知らせをしましたが、その後シロフクロウの夫婦は再び営巣(巣作り)をはじめました。
営巣をやめてしまった5月29日から10日あまり、メスがまた地面でもぞもぞと動いていました。今回いるのは昨年営巣していたのと同じ場所でした。ここは雨除けの屋根の下で大雨が降っても水につかってしまう心配はなさそうです。

そんなメスの様子を部屋の外から観察していると何やらこちらに対する視線を感じました。メスから視線を横に動かすとこちらを見つめるオスの姿がありました。鋭い視線に野生を感じてカメラを向けると、とたんにこちらに威嚇して飛びかかってきました。網越しですがその迫力に思わずのけぞってしまいます。
そんなオスですが、エサをあげると大好物のマウスでも自分は食べずに、まずメスのもとに運んでいきます。とても甲斐甲斐しく世話をする様子をみて、最近耳にする「イクメン」という言葉が頭をよぎりました。

順調にいけば7月中にも新しい命に出会えるかもしれません。


(藤嶋)



今年の営巣結果の報告
(2011年5月30日)

 
 

4月からこの動物園に入り、シロフクロウを担当することになりました関根です。

突然ですが残念なお知らせがあります。
今年も、卵を産み、5月6日からずっと卵をあたためていましたが、5月29日にあたためるのをやめてしまいました。
原因は、数日前から雨が降り続き巣に水が溜まってしまったためです。
雨除けに屋根も設置してありましたが、その下はどうも気に入らなかったようで、多少の雨も気にせず屋根のないところに巣を作りました。
彼らの繁殖するツンドラではあまり雨が降りません。ですから、巣も雨の心配を考えずにつくるのかもしれません。

驚かさないようにそのまま様子を見ていましたが、続く大雨で巣に水が溜まり、親は巣を離れてしまいました。急きょ巣から水をかき出し、巣に水が入らないように周囲に土を入れたりしましたが、巣に戻ることはありませんでした。
最終的に取り上げた卵も、残念ながら発生が止まってしまっていました。


まだまだ勉強中の私ですが、屋根の付け方や、地面の水はけ対策など多くの課題を彼らからもらいました。
この失敗を無駄にしないように、これからもっと勉強していきたいと思います。


(関根)




初めての孵化
(2010年8月16日)

  

7月7日、待ち望んでいた初めてのヒナが誕生しました。
昨年産んだ、初めての卵は全部無精卵だったので、今年こそはと期待していたところ、母親が少しの間離れた巣の中に白いうぶ毛のヒナ1羽確認!
初めは白かったヒナも灰色に変わり、そのうちに羽も伸びはじめ、1ヶ月を過ぎた今では体重も1kgをオーバーし順調に育っています。

巣立ちも近いので、みなさんぜひ見に来てください。
(写真は左から10日齢、20日齢、40日齢)


(新井)




 

初めての産卵
(2009年8月31日)

 
抱卵中の♀(左

来園していただいた方々はご存知かもしれませんが、今年シロフクロウが当園で初めて産卵しました。
園路のすぐそばでの産卵だったため、見られることと直射日光をさえぎるためヨシズで目隠しをしてしまったので、とても見にくい展示になってしまったことをお詫びいたします。

静かに見守ってきた卵ですが残念ながら孵化にはいたりませんでした。
しかし、今までなかった産卵というステップに進んだので、来年はぜひかわいいヒナがみられるようにがんばりたいと思います。

(藤嶋)




暑さ対策
(2008年8月4日)


 

北極圏にすむシロフクロウは暑さがとても苦手。
すぐにハァハァと息が荒くなってしまいます。

この時期は彼らにとってとてもつらい季節です。
そこで、担当者が取り出した秘密兵器がこの大型扇風機!
家にあるものよりずっと大きく強力なものです。

風を送って少しでもすごしやすいように工夫をしています。
暑い日はこの扇風機の前でじっと動かず置物のようになっていますから注目してください。


(藤嶋)




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