お気に入りの場所
(2012年8月23日)
 
  


昨年の冬に仲間入りしてようやく慣れてきた部屋でしたが、アカハナグマの新人さん達に部屋を譲ることになり7月のなかばに引越しをしました。
それまでの放飼場では、人の出入り口から一番離れた(逆にいえば来園者には一番近い)高い所に一日中いて、夕方担当者に追われて寝室に戻る毎日でした。

引越しの当日は放飼場に出る扉に移動用ケージをくっつけてケージに入ってもらいました。そのまま通路を運び、新しい部屋の放飼場で外に出しました。あまりにも落ち着いていて意外に思ったほどです。ところが新しい所をチェックして彼女が居場所に決めたのは、排水溝の溝でした。今度の部屋は大きな木の陰で、午後の日差しもそんなに強くなりません。そんな所に隠れなくてもと思うのですが、両側がヤマネコの部屋なのが理由かも!?「ハクビシンいないね。」と言う声がよく聞かれるようになってしまいました。ただいま、安心してリラックスできる放飼場を計画中です。

ただ、ハクビシンは夜行性なので安心して寝ている姿をご覧いただければと思っています。

(小)




再び登場。けれどちょっと違う。
(2012年1月19日)

  


ハクビシンが当園からいなくなって一年半以上が経ちました。しかし昨年末、再びハクビシンがやってきました。
けれど下の写真と比べてずいぶんと姿が違うように感じませんか?
以前いた個体は東南アジア生まれと思われ、今回の個体は日本生まれです。このように同じ種でもすんでいる地域によって形態が違うものがいるのです。

ハクビシンは漢字では「白鼻芯」などと書かれることが多く、鼻筋にとおった白い模様が特徴的です。以前の個体はその模様がなく、説明にも苦心しましたが、今回は立派な鼻筋が通っています。

元旦からみなさんの前にお目見えし、まだまだ、環境に不慣れで緊張していることも多いですが、これからみなさんにいろいろ知ってもらえるように工夫をしていきたいと思っています。
この個体も以前と同様、小獣舎にいますので、ぜひ会いに来てください。



(藤嶋)




訃報
(2010年4月30日)

  


4月27日に当園の仲間が死亡しました。

日本に生息しているハクビシンと体の模様が違うスマトラ島の地域個体と思われる個体でした。
前日まで全く具合が悪い様子が無かったのですが、朝の見回りの際に死亡が確認されました。
その日の餌も全て食べていました。

解剖したところ、内臓に疾患がみられました。
当園に来園してから7年。詳しい年齢はわかりませんが老齢であると思われます。

ジャコウネコ科で分類上ハイエナと近いということ、同じ種でも地域によって模様などに変化が見られるということなど多くの動物学的な話をするときに登場してくれました。決して目立つ存在ではありませんが影ながら支えてくれていました。

動物園での動物たちの大きな仕事の1つが「動物について伝えてくれること」です。
立派に仕事を果たしてくれました。



(藤嶋)




 

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