登り切ったポール
(2020年4月18日)
 
 

すっかり当たり前の事になっていたのであまり気にしていなかったのですが、前回の記事を読み返して、そういえばポールとはこんな関係だったなと思い出しました。

掃除をしていると彼は何の躊躇もなく私の肩に乗り、耳元で「オハヨ」とあいさつをしてくれます。そのまま肩に乗っていてくれたら良いのですが、今ではそこから髪の毛を掴んでは放して、また掴んだかと思えば放してを繰り返し、プルプルと足場を探しながら頭に登ってきます。そのため肩から頭に乗るまでがちょっと痛いですが、登り切った時に物凄くやり切った顔をするので、うれしいのだろうなと思い耐えています。ポールを頭に乗せたまま掃除するのが日課になりました。最初は挨拶さえも無視されていましたが、2年が経ち、ここまで心を開いてくれるようになり非常に嬉しく思います。ただ、頭に乗ることにも慣れ、余裕が出来てきたのか、全く降りなくなってしまったので、これからは降りる練習をしていきたいと思います。 

(田村)



  一年越しの…
(2019年5月15日)
 

新年度になってから、彼と私の関係は急展開を迎えました。

急に何を語りだしたかというと、ポールとの関係。心を開いてくれていたものの、近くに来て話しかけてくる程度の距離感でした。

最近、ポールの部屋を出て扉を閉めるときに、もっとかまって欲しいのか、行って欲しくないのか、扉の格子の間から脚を伸ばして必死に私の手をつかんでくることがよくありました。最初は戸惑いましたが、好意的な意図があってやっていることだとわかり、ポールと握手をするような感覚で手を差し出してそれに応えていました。手をつかむといってもただガシッとつかむのではなく、手を揉むようにして脚の置き場を探っているようでした。

ふと、これはもしかして腕に乗ろうとしているのでは…?と思い、次の日に扉越しではなく直接腕を差し出すと、右脚…、左脚…とゆっくり腕に乗ってきました。お互いに恐る恐るでしたが、ポールの満足げな顔を見て私も安心しました。乗ってきた瞬間は「ついにこの日が来たか!」と私は感激しました。

今では掃除の時間はあたり前のように肩に乗ってくるようになり、掃除が終わって降ろそうとしてもなかなか下りないほどに…。忙しいときはちょっと困りますが、内心とても嬉しいです。一年かけて築いてきたこの信頼関係を崩さないように、これからも日々励んでいきたいと思います。 

(田村)



 ポールとその後
(2018年9月13日)
 
   
 
4月から奮闘してきた、ポールとの関係…。
早いものでもうすぐ半年が経とうとしています。
どうなったかというと…
隣のオオバタンのところを掃除していると柵越しに「オハヨー」の連呼。
オオバタンに餌をあげていると、柵越しからどさくさに紛れて餌をねだってくる。
オオバタンの写真を撮ろうとすると一緒に写りこんでくる。 今ではオオバタンにかまっていると、
「僕にもかまって!」とアピールしてくるほど心を開いてくれているようです。

しかし、まだ腕にも肩にも乗ってこないので、これからまたじっくり信頼関係を深めていきたいとおもいます。


(田村)



奮闘中
(2018年4月27日)
             
 
私はこの4月から大宮公園小動物園に異動してきたのですが、今私が奮闘しているのは担当するタイハクオウムとの関係。
入り口正面のインコ舎の一番左にいるタイハクオウムのポール。前の担当者には「すごくかまって欲しがりで、よく話しかけてくるよ。だから話し返してあげてね。」と言われていたので、異動してきた初日、ちょっとワクワクしながらポールのところへ掃除しに行ったのですが、話しかけてくるどころか、近づいてこない…。奥のほうでじっとこちらを見てまったく動こうとしません。あれ?おかしいなぁと思い「おはよう」と声をかけたのですがそれも無反応…。勝手にフレンドリーなイメージを持っていたのでショックでしたが、ちゃんと人を見分けているんだなぁとしみじみ感心してしまいました。
それからポールにまず自分を覚えてもらおうと、行くたびにしつこいくらいに話しかけました。しかし、最初はやはり無反応。それでもめげずに声をかけ続けて2週間ほど経ったころ。 掃除中、頭の上から「オハヨ」という声が。ん?聞き間違いかな?と思ったらまた上から「オハヨ」の声が。 聞き間違いではなくこちらに向かってポールが話しかけてくれていました。「オハヨ」のたった一言ですが、ようやく心を開いてくれた気がしてものすごく嬉しかったです。
約1ヵ月が経った今では、差し出した餌を食べてくれるようになりました。ですが、少しまだ距離感があるように感じます…。ポールを肩に乗せて掃除できるようになるには、まだまだ奮闘は続きそうです…。


(田村)



 ひょっとして?
(2017年3月15日)
 
           

 
タイハクオウムのポールは、掃除中に肩に乗ってきます。もちろん毎回ではなく、ご機嫌な日限定です。まあ、大概は近寄ってきますが。性格が温和で、遊ぶことが大好きな個体ですので、きっとかまってもらいたいんだと思います。そんな時に手を近付けると少しずつ少しずつ肩にのぼってきます。しかし、ポールを肩に乗せつつ、掃除をするのは大変です。特に飲み水をかえるときは、かがまなくてはいけないので一苦労。そんな時、事件は起きました。水をかえるために頭を少し下げたら・・・なんと頭の上までポールが登ってきたのです。しかも写真の通り、ご満悦の表情。ポールが楽しいなら良いけれど、肩から頭に進出ですか?バランスをとるのがもっと大変なんですけど。とりあえず糞はしないでね。その後もポールがバランスを崩さないように掃除をする僕。ねえ、ポール。ひょっとして掃除の邪魔をするのを楽しんでいる?



(滝澤)




 真っ白じゃない!
(2016年12月30日)
 
  

皆さん、入口正面にいるタイハクオウムのポールはご存知ですか?インコ舎の一番端にいる白い鳥です。隣にいる4羽のオオバタンがとても賑やかなので、あまり印象に残っていないかもしれません。一度見たことがある方は白いオウムと言われて分かる方もいるかもしれません。ですが、実はタイハクオウムは全身が白いわけではないんです。一見、真っ白に見えますが、尾羽や翼の下面には黄色い羽根があります。なかなか見る機会は少ないかなと思います。どうですか?新しい発見でしたかね?この様に知っているようで知らないところが動物にはたくさんあります。動物園に来園した時はどんどん新しい発見が出来るように動物をよ〜く観察してみてくださいね!


(滝澤)




 甘えているの?
(2016年5月31日)
 
  
近過ぎてなかなか       見よ!この羽の美しさ!!      ぎゅ〜っと掴む  
写真が撮れません。                                      

以前、人の好みがあるとしてお話したタイハクオウムのポール。最近やたらとくっ付いてこようとします。ホースで掃除をしていると、いつの間にか真横から「オハヨ」と覗き込んできたり、手や肩に乗ろうとしてきたり。数年前は手を出そうものなら、噛みついてくる勢いだったのに今では自ら寄って来るオウムに。
隣は4羽で、自分は1羽だから寂しいのか、それともただ単に構って欲しいだけなのか。本当の理由はポールにしか分かりません。ただ、この事によって、体の隅々まで触ってケガなどの異常がないか確認する事が出来るようになりました。
でもね、ポール掃除している時に、自分で乗ってきたのに乗り心地悪いとギューッと爪を立てたり、腕や指を噛んで落ちない様に支えたりしないでね。甘噛みでも地味に痛いんだよ・・・。


(藪)




 好みの問題
(2016年1月30日)
 


オウムやインコは話す鳥として知られているためか、インコ舎の前で、一生懸命話かけている方を多く見かけます。羽数の多いオオバタンが一番人気があるようです。機嫌や気分が良い時は「オハヨ〜」「コンニチワ」「バイバイ」など、反応を示す時もありますが、全く無反応の時もあります。
オオバタンにばかり注目していると、タイハクオウムのポールがケージ越しに「ボクを見て〜!!」と言わんばかりに、体を上下に振ってアピールします。そんなポールをよく観察していると、オオバタン達にかまっている人なら誰にでも、アピールをしている訳では無いようです。
彼にも好みはあるのか、若い世代にはあまり反応せず・・・。よく反応するのは、だいたい20代〜50代くらいの成人男性のように感じます。
どのように区別しているのか、確実なことはわかりませんが、多分、背の高さなどの視覚や声のトーンなどの聴覚で見分けているのではないかと思います。

でも、ポール。君はオスだよね?!女性よりも男性が好きなのか??と思うのは考え過ぎでしょうか。


(藪)




 破壊魔
(2014年5月30日)
 
  

 
タイハクオウムのポールは、かなりの破壊魔です。
獣舎の中に止まり木を設置すると、必ず細かく齧っていきます。
新品の止まり木を設置するも、半年後には原型をとどめていないどころか、止まり木自体なくなっているなんてこともしばしば・・・。

オウムやインコは大きく強い嘴(クチバシ)を持っています。この嘴は固いクルミの殻を簡単に割る事が出来るそうです。以前、ポールにもクルミをあげた事があるのですが、見向きもせずポイっと落としその後、クルミはポールに触られる事すらなく他の動物の餌となりました。

クルミと違い木は齧り心地が良く、楽しいのかもしれません。ただ、不思議なことにポールは必ず端っこから齧るのです。真ん中から齧ったら折れた時に危ないと本能で理解しているのかは不明ですが・・・。

今回、設置した止まり木はいつまでもつことやら・・・(=。=;)


(藪)




 

物まね上手
(2012年11月16日)

 

動物園の入り口入って正面には、インコやオウムの獣舎があります。
色のきれいなインコやおしゃべりするオウムたちが日々、にぎやかに暮らしています。

オウムたちはしゃべる事ができます。なぜ、しゃべる事ができるのか??

オウムやインコは大変頭の良い鳥です。ですから、教え込めば芸をすることもできます。言葉も同じで、教え込めばしゃべるようになるのです。よくTVで迷子になったインコが住所を言って、飼い主の元へ帰れた。というニュースを耳にしますが、あれも飼い主が繰り返し言っているのを覚え、真似してしゃべっているのです。

当園のオオバタン、キエリボウシインコ、タイハクオウムも、しゃべる事ができます。これは、私たち飼育係が教えたわけではなく、来園者である皆さんが、繰り返し「おはよう」とか、「こんにちわ」「バイバイ」など、話しかけた結果、オウムたちが覚えたため、しゃべる事が出来るのです。

同じ事を繰り返す事によって、なんと、タイハクオウムはカラスの鳴き声を覚えてしまったのです・・・(−−;)

掃除中、やけに近くでカーカーと鳴き声が聞こえるため、周りを見渡しましたが、カラスは近くには居ませんでした。それでも鳴き声は続いていたため、声の主を探していたら、タイハクオウムのポールが、カラスの鳴き声を真似していたのです!しかも、本物のカラスと鳴き合っていた事もありました。
さすが、頭の良いオウム。。。


これから何を覚え、どんな物まねをするのか?!楽しみではありますが、変な事を覚えないよう、気を付けなければ・・・(>。<;)


(藪)




 

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