今回は、10歳から87歳までという幅広い年齢層の方から、390点の応募がありました。ほとんどの方がデジタルカメラでの撮影で、ごくわずかの人がフィルム撮影での応募でした。内容は、夏の写真が非常に少なく、子供たちや、人々の公園で過ごしている人物の写真も少なかったです。次回の応募には、風景はもちろんですが、人々が公園で過ごしている楽しそうな作品を大いに期待しています。
また過去の方の入賞作品と似ている作品も多くありましたので、ぜひ、自分の目で見つけて撮った素敵な作品作りをしてください。
最近はデジタルカメラの普及に伴い、プリントも自分で仕上げることが多くなっています。デジタルの場合は、撮影後、明暗、コントラストなど調整がソフトを使用して簡単にできますから、仕上げのプリントも良い作品を作るうえで重要です。ただ、あまり写真をいじりすぎると不自然な別のものになってしまうので、やり過ぎないよう注意して下さい。また、デジタルはフィルムでの撮影とはちがい、何枚でも取り直しが出来ます。雑にシャッターを切らないよう、一枚一枚、丁寧に撮りましょう。
そしてレンズですが、かなりのワイドレンズで風景を撮っている方も多く、パースペクティブの効いたドラマティックな写真になりますが、不動産屋さんの写真と同じで、写真で見るととても広く見える部屋が、実際に行ってみると小さな部屋だったということがよくあります。ワイドレンズを使うときは、その点を意識して、目的を持ってレンズの球の長さをえらびましょう。
最後に、今回入賞されなかった作品のなかに、前回入賞された方の大変すばらしい写真がありましたが、続けての入賞は控えさせていただきました。ただし前回よりも上の賞をお取りになった場合は、入賞とさせていただきます。