大宮公園小動物園

不思議な鳴き声の正体

山本飼育係

2021年4月15日

鳥にはいろいろな種類がいて、中には変わった鳴き声の鳥もいます。

フライングケージのギンガオサイチョウはとてもユニークな鳴き方をします。

初めて聞いた人は一体何の鳴き声だろうと疑問に思ってしまうほどです。

「カッーカッカッカッ」とまるで笑い声のようなとても特徴のある鳴き声なので、

もしフライングケージから笑い声が聞こえてきたら、その正体はギンガオサイチョウです。

 

ギンガオサイチョウ

さらに驚くことに、ギンガオサイチョウの鳴き声がたまに二重に聞こえてくる時があります。

それはまるでモンゴルの歌唱法の「ホーミー」のようです。

「ホーミー」は一人で低音と高音、二つの音を同時に出すという「喉歌」(のどうた)とも呼ばれる歌い方です。

ギンガオサイチョウにはくちばしの上に、名前の由来にもなっている「カスク」というサイの角のようなものがあります。

カスクの中は空洞になっていて音が響きやすいともいわれていますが、どうしてこのような鳴き声が出せるのかとても不思議です。

 

嘴の上にあるものが「カスク」です

フライングケージは鳥インフルエンザウイルス防止のため閉鎖しており、今は鳴き声しか聞けなくなっていますが、再開したら、ギンガオサイチョウの特徴的な姿と響き渡る鳴き声をあわせて楽しんでいただけたらいいなと思います。

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