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 ズルい?悪者?邪悪?
(2019年10月4日)
 
 

 今日、キラのキラキラでうるうるな瞳に見つめられて一人でときめいていた時に、ふと思い出したのは最近見た映画の「ライオンキング」。

ハイエナってどんなイメージ?と聞かれると、「餌を横取りする」「骨までしゃぶり尽くす」「腐肉を好む」といった、ちょっと不気味で悪者のイメージを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

「ライオンキング」でもハイエナは悪役で登場しています。

そんなハイエナの悪いイメージは、事実とちょっと違うのでお話ししたいと思います。

あまり知られていませんが、ハイエナは4種います。中には肉を食べず、シロアリなどの昆虫を主食とするアードウルフという種類もいますが、おそらく4種の中で1番悪いイメージをもたれているのがブチハイエナという種類。ライオンキングで登場するハイエナもブチハイエナです。皆さんがよく思い浮かべるのもこのハイエナではないでしょうか?

「餌を横取りする」と思われがちですが、実は狩りの名人。とても狩りが上手で、6割以上自分たちで狩りをして獲物を捕まえています。逆にライオンに横取りされてしまうことがあるそうです。

そして「骨までしゃぶり尽くす」や「腐肉を好む」といったイメージですが、確かにハイエナは骨と死肉も食べます。これは自然界にとってとても重要なことです。ハイエナは強力な顎と歯を持っているため、骨をかみ砕くこともでき、時間が経って固くなった死肉も食べることが出来ます。そして、それを消化できる胃を持っています。他の動物が食べることのできない骨と腐肉をハイエナが食べることによって、サバンナが骨や腐肉だらけにならずに済んでいます。ハイエナはサバンナの掃除人なんです。

キラとホシのつぶらな瞳と愛嬌のある表情を見たら、あなたもきっとときめいて、ハイエナの悪いイメージは一気に吹っ飛ぶと思いますよ!

(田村)



 出たい気持ちが強すぎて・・・
(2016年5月15日)
 

          
 

以前、キラの寝室を掃除中にホシが熱い視線で訴えてくるというお話をしました。その状況は今も変わらず、ものすごく可愛らしいアピールをしてきます。壁の段差にあごをのせ、「まだ〜?」と言われている様。いつも、「順番だから待っていてね。」と語りかけてしまいます。そして、いざ放飼場に出る番になると扉の前で待機。放飼場に出たくてしょうがないみたいです。ただ、ホシ?扉が開ききる前に出ようとして、扉に背中をぶつけて出ていかなくても・・・。そのくらい外に出たいってことなのかな?でも、もう少しゆっくりと出ていってもいいと思うんだけどな。果たして、この願いがホシに伝わる日はくるのでしょうか?


(滝澤)




 そんな姿みせたってダメだからね!
(2015年5月14日)
 
  

開園前にブチハイエナのメスのキラを放飼場に出し、キラの寝室を掃除していると隣の部屋から何やら熱い視線が・・・。
オスのホシです。早く外に出たいのか、寝室をウロウロ。時には立ち止まり、柵越しにこっちをジーっと見つめてきます。その見つめる姿がなんとも可愛らしく、早く出してあげようかなと思ってしまうほど・・・。

いや、いかん、いかん。午前中は、メスのキラの番。可愛らしく見せたってダメだからね、ホシ!


(滝澤)




 一足早いクリスマスプレゼント
(2014年12月31日)
 
  

1223日(火)にブチハイエナのガリガリタイム特別ver.を行いました。クリスマスも間近ということでいつもの牛のあばら骨に加えてとても大きな牛の大腿骨をプレゼント。さすがにこんなに大きな骨をくわえているブチハイエナをみると迫力があります。いつものあばら骨なら数分で食べ終えてしまうのですが、今回は違います。大きすぎて食べ始めるところが見当たらず、少しずつ端っこから食べていました。もちろん1日では食べきれず、食べ終えたころにはなんとクリスマスを通りこしていました・・・

もしかしてちょうどよかった?笑


(滝澤)




 もしかして癒しの天才?!
(2014年10月14日)
 
    

前回の記事でブチハイエナのメスのキラが木を枕にして寝るという変わった寝方を紹介したばかりですが・・・先日またもやキラがやってくれました。
今回は、円形におかれた石の真ん中で寝ていたのです。さすがにこれを見たとき僕は
『キラ、お前は狙ってやっているのか!笑』
と呟いてしまいました。しかし、それと同時にとても和まされました。キラには人を和ませる何かがあるのかもしれません。そう感じさせた瞬間でした。


(滝澤)




 それ枕じゃないからね!
(2014年9月30日)
 
   

当園のブチハイエナのメス、キラは変わった癖というべきか、器用というべきなのか、放飼場に転がっている木を枕替わりに使うことがあります。
動物にも寝るときに絶妙な頭の位置というのがあるのでしょうか?にしても僕は毎回ツッコミを入れてしまいます。「それ、枕じゃないからね!」と・・・笑



(滝澤)




リニューアルオープーン♪
(2013年7月31日)

  

クマ舎のお隣ハイエナ舎も5月から工事が始まり、7月27日にやっと皆さんにお披露目することが出来ました。こちらも観覧側の檻をガラスに換え、近くで観察できるようになりました。

実は工事の最中、檻を外しガラスを入れる際は何日間か寝室内に閉じ込めっぱなしの日々が続きました。(きちんと餌はあげていましたよ!)少々臆病で神経質なメスのキラは、重機の大きな音が怖かったようで、久しぶりに外へ出してあげた時には扉の所から上半身のみを出して様子をうかがい、全く外へ出ようとはしませんでした。その姿はまるで巨人の星の飛馬を電信柱の影から見守る星明子のようでした・・・(^〜^;)
一方、オスのホシはというと、少し様子をうかがってすぐにうれしそうに飛び出していきました!
しかし、展示場のスペースを広げ、観覧側と同じ高さにしたため、スロープが新設されたのですが、覚えが悪いのか、2,3日は何度もつまづいていました(^。^;)(今では慣れて、つまづく事もなくなりました!)

以前は距離があり、実際の大きさはなんとなくしか分からなかったと思いますが、今では厚さ2cmのガラスのすぐ向こう側にいますので、その大きさがよりはっきりするのではないでしょうか!

さぁ!暑い夏はまだまだこれから!暑いからこそ、リニューアルオープンした大宮公園小動物園で暑い国アフリカ生息しているハイエナに会いにいらして下さい!!(熱中症対策は万全にしてくださいね!!)


(藪)




ドアノブの怪
(2013年4月15日)

  
      新調したハイエナ舎のドアノブ                クマ舎のドアノブ


最近、古くなったブチハイエナの運動場の入口扉を新調しました。いいものができたと喜んでいたのも束の間、数日後、片方のドアノブに異変が。
ブチハイエナのしわざです。大きなへこみと穴が開いていました。あわてて同じ構造のツキノワグマの運動場入口扉を見てみると‥‥

いつも「ガリガリタイム」の最後に、恐ろしく変形した金だらいを見せながら、ハイエナの噛む力のすごさを、皆さんにお伝えしている私としては、なんとも大変お恥ずかしい基本的なミスでした。(※金だらいの写真は、あえて載せませんので、実物を見に、ぜひ「ガリガリタイム」にお越し下さい。

もうすぐ猛獣舎の大規模なリニューアル工事が始まります。「どんな些細な箇所も見落とさずチェックすること」の大切さを、あらためて肝に銘じることとなった事件でした。
さて、飼育係全員分の合鍵を作ってしまった、このドアノブの運命やいかに。


(白井)




お引越し!!
(2012年12月14日)

  
いつもと違う雰囲気にビビッています               箱に入れられ少々不安げな様子
麻酔を打たれて動けない

いきなりですが、ブブゼラがこの度、お引越しをいたしました!
次なる住処は、同じ関東の栃木県は宇都宮にあります「宇都宮動物園」。

搬出する当日、朝から搬出する準備をしていると、いつもとは違った様子に、少々怖がっている様子のブブゼラ。輸送する際に動物を入れる箱をセットし、すんなり入ってくれればなぁ(‘。‘)なんて思っていましたが、そう簡単にはいきませんでした。
実際には長い棒でつついたり、大きな音を出したりしましたが、ブブゼラも頭を使って棒の届かない位置に逃げる。
餌を使って入れようとしても、後ろ足は箱の外にしっかりと残して餌を取り出て行ってしまう・・・(T。T)
時間ばかり過ぎて一向に入る気配がないので、最終手段として吹き矢で麻酔を打ちました。
麻酔が効いているうちに箱に入れ、体重測定。ブブゼラは43kgありました。
生まれた時は真っ黒で小さかったブブゼラが、こんなに大きくなったんだな〜なんてしみじみ思ってしまいました(^-^;)

大きくなったブブゼラをトラックの荷台に乗せ、1時半ころ大宮公園小動物園を出発して行き、4時半頃に宇都宮動物園に到着したと連絡が来ました。

今までブブゼラに会いに来てくださりありがとうございました!キラとホシの夫婦2頭になりましたが遊びに来てくださいね!

ブブゼラ〜!!宇都宮でもたくさん可愛がって貰うんだよ〜(;。;)/~


(藪)




名前が決まりました!
(2010年7月9日)

  

6月20日からおこなった名前募集の結果、こどもの名前が決定しました。
(名前募集についての詳細は「イベント報告」のページを読んでください。)
10日間で408通の応募があり、決まった名前は…

「ブブゼラ」です。

動物園にいる動物たちの種の多くは、自然の中で生きている野生動物です。
当園ではそんな動物たちの「姿」を見てもらうためだけでなく、彼らを通してすんでいる地域や環境のことを伝えていきたいと思っています。
そんな思いを今回は名前に込めてみました。

名前の候補はすべて、アフリカを連想させる言葉から考えました。
彼らのすむ「アフリカ」の環境について考えよう!自然を守ろう!」といわれても、「実際どうしたらいいのだろう?」と思いませんか?
意識していないことを、急に考えるということはとても難しいことです。そこで私たちは、まずは彼らのすむ「アフリカ」に関心を持ってもらいたいと思いました。
「ブブゼラってすごく大きな音の楽器だよね。」とか「あの音を聞くと南アフリカのワールドカップを思い出すなぁ。」とか、この名前を聞くとみなさんの中に、いろいろな記憶がよみがえってきませんか?彼の名前を見たときにそんな記憶を紐解いてほしいのです。
反対に楽器の「ブブゼラ」をみかける機会があったときは、彼を思い出してほしいのです。
そんなことの繰り返しで、ブチハイエナとアフリカの印象が少しずつ重なると思います。

そして、アフリカについてのニュースを聞いたとき、ちょっと思い出してほしいと思っています。
それは、砂漠が広がっているということかもしれません。アフリカのどこかの国で戦争が始まったという話題かもしれません。一見ブチハイエナと関係なさそうな話題でも彼らは関わっているかもしれません。
砂漠が広がって彼らのすむサバンナが減っているかもしれませんし、戦争がおこなわれているところは彼らの生息地かもしれません。
人も彼らも同じ地球にすんでいるのです。お互い影響しあっていきています。
動物園はそんなみなさんと動物、さらには地球との架け橋になれるようにがんばりたいと思っています。


(藤嶋)




ただいま練習中!
(2010年6月14日)

  

やっとみなさんに公開できる日が決定しました!
6月20日14:00〜正式に皆さんの前にお披露目になります。

とはいっても、実は、運動場へは何度か出たことがあるのです。
けっこう臆病な彼らは、とつぜん大勢の人が見ている目の前に出したらビックリしてしまうでしょう。
そこで、短い時間で少しずつ練習していました。

休園日や、閉園間際など静かで落ち着いた時間を利用しました。
運動場の池に落ちておぼれたりしないか、物音に驚いたりしないか、担当者の観察のもとできる限り事故が起こらないように様々な状況を考えてチェックしていきます。

そんなかいあって、皆さんへのお披露目となりました。
記念品も用意しています。ぜひ見にきてください!!


(藤嶋)




残念なご報告。
(2010年5月24日)



みなさんに残念なお知らせをしなければなりません。

まもなく生後1ヵ月となる5月7日に1頭が死亡しました。
ブチハイエナは双子でうまれても片方しか育たないことが多いといわれています。
しかし、母親の「キラ」は前回の出産で双子を無事に育てたため、今回も2頭ともキラにまかせることにしました。子供同士、時折けんかもしていましたが、片方が嫌がって逃げると終わる小さなけんかでした。

順調に1ヶ月が過ぎようとした7日の朝、ブチハイエナの獣舎に行くと、寝室内に子の姿が1頭しか見当たりません。キラに食殺されてしまったようです。はっきりした原因はわかりませんが、キラにとって、落ち着かない何らかの要因があって、2頭いっしょに育てていくことが無理だと判断したのかもしれません。野生動物の厳しい現実と本能をかいま見た出来事でした。

大変残念なことですが、私たちももう一度彼らの飼育環境などを見直し、またこのような結果にならないようにがんばっていきたいと思います。

残ったもう1頭は、すくすくと成長を続けています。早く、けれども慎重に判断してみなさんにご覧いただけるようにがんばりたいと思います。もうしばらくお待ちください。


(藤嶋)




アルバム作りました。
(2010年4月30日)

双子が生まれてからもうすぐ1ヶ月。
けれどもみなさんにまだご覧いただくことができません。

そこで、飼育係が記録した写真で、彼らの成長をお伝えすることにしました。
上の写真をクリックすると「アルバム」のページに移動します。
アルバムの写真をクリックすると、少し大きな写真でご覧いただけます。

みなさんの前にお目見えできるまで、少しずつ増やしていきますのでお楽しみに!

かわいらしい姿をぜひご覧ください!


(藤嶋)




双子の誕生!
(2010年4月20日)

  

前回の同居の報告から、約3ヶ月ですが、みなさんにうれしいお知らせができます。
4月8日にかわいい双子が誕生しました。

その日の朝、そろそろかなと期待しつつブチハイエナの寝室をそーっとのぞいてみると奥でキラが丸まっていました。床にはぬれた跡が。。。
電気もついていない薄暗くした寝室を目をこらしてじっと見つめると、お腹の近くでモゾモゾと動くものが見えました。
「うまれた!」と感激してしばらく見ていましたが、キラはだいぶ落ち着いた様子で時々子をなめています。子は1頭のようでした。
観察をしながら、となりのツキノワグマを運動場に出し、掃除などをしているとキラがソワソワしはじめました。そして部屋の隅にうずくまりました。
あわてて作業を中断し、観察を始めます。キラは自分の体をしきりになめています。そして立ち上がりました。足元にツルンと黒いかたまりがすべるように出てきました。
9時50分に2頭目が誕生しました。
キラは子の体に付いた膜をきれいになめとり、その後も体が乾くまでなめ続けました。

その後、お腹の下に2頭を導いてゆっくり寝ころびました。もう大丈夫でしょう。
今日で生後約10日。2頭は仲良く成長しています。ときどき首根っこを咬みあってブンブン振り回すけんかをしていますが、しばらくするとキラが仲裁に入ってその後仲良く乳を飲んでいます。

ブチハイエナはうまれてしばらくは巣穴の中で過ごします。当園でもそれにならい、しばらくは寝室内で飼育します。
みなさんにご覧いただけるのはもうしばらく先になりそうですが、楽しみにお待ちください。

ちなみに、交尾は確認できなかったのですが、同居開始から出産まで112日。ブチハイエナの妊娠期間の平均が110日程度ですから同居後すぐに授かった命のようです。


(藤嶋)

 ※掲載時、誕生日を誤って掲載してしまいました。訂正してお詫びいたします。




ホシとキラの同居。
(2010年1月30日)

  

ホシとキラの子たちが他の動物園に引越ししてから、およそ半年が経ちました。
そこで昨年末から、繁殖を目的とした同居を開始しました。

夜間はそれぞれの部屋にいて、運動場に出るときに一緒にします。
まずはあいさつから始まります。お互いのお尻のあたりのにおいをかいであいさつです。
お互い片足を上げてクンクンしています。たまに、そのまま2頭でクルクル回ってしまうことも。
たいてい、オスのほうが先ににおいをかぐのをやめるようです。
その後、メスににおいをかがれて、オスは怒ったような牙をむき出しにした表情になります。
怒っているようですが、これは服従の表情のようです。ブチハイエナはグループの中で、メスのほうがオスよりも強いのです。
この顔を写真に撮ろうと何度かカメラを向けるのですが、そうするとやめてしまいます。あまり見られたくないのでしょうか?

交尾はなかなか確認できませんが、また真っ黒い子が生まれてほしいなと期待しています。


(藤嶋)



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