大宮公園小動物園

衣替えのお手伝い

衣替えのお手伝い

2021年3月15日

いろんな動物が冬毛から夏毛に生え変わるこの季節、ヤギも衣替えをします。暖かくなってくると冬毛が抜け始め、体の表面に抜けた白いふわふわの冬毛が出てきます。春から夏にかけて徐々に生え変わっていくのですが、その期間どんどん内側から冬毛が抜け出てきます。

冬毛が抜けてくると体の所々が白くなってきます
ふわふわした白い冬毛

体についたふわふわした毛は、自分たちで放飼場のあらゆる角に体をこすりつけて抜いているのですがそれでは間に合わず、すぐふわふわの毛まみれになってしまいます。特にここのヤギたちはみんな毛色が茶色なので白い毛が目立ちます。さすがに毛まみれのままには出来ないので飼育係がブラッシングをし、きれいに早く生え変わるように衣替えのお手伝いをしています。他園にはブラッシングが好きなヤギが割といるイメージですが、ここのヤギたちはみんなブラッシングが大の苦手。ブラシを1回サッと体に当てようものならダッシュで逃げます。ブラシをかけるときは、あまりストレスがかからないように近づいてきたところをそっと捕まえて、ササッと素早くブラシをかけるようにしていますが、それでも嫌なものは嫌なようでいつもジタバタが止まりません。困ったことに、このジタバタが結構激しい。ジタバタさせないように心掛けているものの、時には社交ダンスのように前後ろ前後ろと足踏みしながらブラッシングしたり、くるくる回りながらブラッシングしたり、なんてことも…。お手伝いとはいってもヤギからしたら有難迷惑なことなので嫌な気持ちのまま終わらないようにブラッシングが終わったら最後にご褒美をあげています。

一番ブラッシングが苦手なモカ。ご褒美が必須です。
夏毛に生え変わると全身きれいな茶色に

まだ抜け始めなのでこれからどんどん抜けて、ブラッシングがササッからササササッくらいになっていきますがご褒美効果でジタバタが少しでも和らいでくれればいいなと思っています。ただ、毎年ブラッシングをしていても未だに慣れないので希望は薄いですが…。ブラッシングを好きになってくれることがヤギたちにとっても、ストレスがなくなり一番良いのですが、あくまで目的はきれいに夏毛に変え変わるようにすることなので、ブラッシングに慣れてくれるまでは、ヤギたちが暑い夏を快適に過ごせるようにジタバタしながらも衣替えのお手伝いをしていきたいと思います。

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