大宮公園小動物園

きっとポポなら大丈夫!

一瀬飼育係

2026年3月25日

季節が少しずつ冬から春に変わり、ぽかぽか日和が増えてきましたね。
今回は担当動物のオウムのお話をしようと思います。

アオメキバタンのポポは、お話をしたり、歌ったり、ダンスをしたり…
人と関わることがとっても好きなオウムです。
人懐っこい性格から動物園でも人気者!

ポポ
大好物の煮イモを食べるポポ


しかし、そんなポポには左の翼がありません。

2024年、とある事故で翼を怪我したポポ。
治ったらまたみんなとお話したり、歌ったりできるようにポポは頑張って治療を続けていましたが、
「壊死が進んでいるため翼を切らないといけない。」と獣医から言われました。

そしてもう一つ。
「ポポを今後展示するのは厳しいかもしれない」とのこと。

これは、翼を失うことでバランスが取りづらくなったり、
高いところから落下した場合飛べなくて危なかったりと、ポポの今後の生活を考慮した上での判断でした。

もちろん、担当者としてはポポがこれから1日でも長く、
元気に過ごしてくれることが1番だと思っていますが、
人と関わることが大好きなポポの気持ちを考えると
複雑な気持ちで胸が苦しかったのを今でも覚えています。

翼の手術をして、ポポの体調は少しずつ回復し、数か月が経ちました。
そんなある日ポポは突然、歌を歌わなくなりました。
あんなに大好きだった歌を歌わない…
その時からある思いが私の中で少しずつ大きくなっていました。

「ポポを展示場へ。みんなとまた楽しく過ごして欲しい」という思い。

有難いことに来園者から「ポポは元気ですか?」「またポポとお話ししたいです」
などのお声を頂くことがありました。
ポポはみんなから愛されているんだなと再認識する日々。

20253月。
インコ舎の改修工事が行われ、インコたちの新しい環境づくりをする機会がありました。
上司や獣医に相談し、話し合い、ポポを展示に出せるように色々な対策を考えました。
(インコ舎の展示場改修については以前の記事をご参照ください。)

インコ舎大変身!

そしていざ、ポポは展示場へ。
1年以上ぶりの外。翼を失ってから初めての広い環境。
不安と心配がありましたが、一瞬でその気持ちを消し去ってくれました。
ポポは縦横無尽に展示内を動き回り、
翼がなくても脚と嘴で器用にバランスを取って生活する姿を見せてくれたのです。
その時、私は安心した気持ちと同時に
動物の生きていく上での適応能力の高さに驚き、
何かを成し遂げるための活力やパワーを私はポポや動物たちからもらっているんだな、と感じました。

ポポは現在、飼育係や来園者と毎日コミュニケーションを取るなかで
大好きだった歌をまた歌っています。 


アオメキバタン
「おはよう!」とあいさつしにくるポポ


「きっとポポなら大丈夫!」
今回はその気持ちが生んだ、翼を失ってからのポポと過ごした日々のお話。


ぜひ皆さんもポポに会いに、動物たちから元気をもらいに、
動物園に足を運んでみてくださいね。 

お問合せ先

〒330-0803 
さいたま市大宮区高鼻町4

大宮公園小動物園管理事務所

電話:048-641-6391(大宮公園事務所)

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