いつの日か
(2017年4月15日)
 
         

4月になり、だんだんと気温があたたかくなり動物たちも元気に動き始めた今日この頃。私がウコッケイの清掃をしていると「とっても小さいね」「可愛い」「穴を掘るんだってー」と隣の部屋のアナホリフクロウのお話が聞こえてきます。ですが、実はアナホリフクロウは「穴掘り」と名前に入っていますが、実際は穴を掘りません。

アナホリフクロウは、アメリカ大陸の草原に生息する昼行性の猛禽類で、地面の穴をすみかにしています。巣穴は自ら掘るのではなく、プレリードッグの古巣などを利用しています。

前担当者が作製したアナホリフクロウの展示場には、巣穴に見立てた塩ビ管と石で囲った穴があります。ちなみに飼育係はアナホリフクロウが巣穴を使っているところを見たことがないそうです…。一生懸命に作った展示場、一度でいいので巣穴に入っているところを見て、前担当者に伝えたいと思う現担当者でした。


(清水)




 名前が決まりました。
(2016年5月15日)
 
         

417日の飼育の日のイベントでアナホリフクロウの命名式を行いました。予め担当者が用意した候補は、『フー』、『フク』、『ケーナ』、『アパッチ』の4つです。小雨の降る中のイベントでしたが、9人の参加者に集まっていただき、多数決で『ケーナ』に決まりました。ケーナとは、アナホリフクロウの生息地である南アメリカの楽器の名前です。参加していただいた皆様ありがとうございました。
展示を開始してから1か月が過ぎ、少しずつ少しずつ人気を集めているケーナ。これからは、名前で呼んでもらえるといいね。


(滝澤)




 お待たせしました
(2016年3月15日)
 
  

3月15日からアナホリフクロウの展示を開始しました。アナホリフクロウを飼育している動物園は少なく、動物園ではお目にかかる機会は少ないと思いますよ。また、フクロウ?と思って会いにくると、とても小さいことに驚くとともに、その可愛さに癒されること間違いなし!きっとこれから大宮公園小動物園のスターになってくれる・・・はず。そのくらいの可愛さです。親バカならぬ担当バカになってしまいそう・・・。皆さん、めずらしくて可愛らしいアナホリフクロウにぜひ会いに来てくださいね!


(滝澤)




 展示場づくり
(2016年2月29日)
 


さて、暖かくなってきた春先にお披露目すると前回の記事でお話ししたアナホリフクロウ。皆さんにお見せするために現在は展示場づくりに勤しんでいます。アナホリフクロウは南北アメリカ大陸の砂漠や草原、農地に生息する昼行性のフクロウ。そのため展示場も少し砂漠を意識して作っています。またプレーリードッグの古巣や地面に掘った巣穴を棲家とするため、巣穴をイメージした家も用意してみました。気に入ってくれるかはわかりませんが・・・。ほとんど出来上がった展示場ですが、まだまだ改善の余地があり、試行錯誤中。おそらく3月中には皆さんにお見せ出来ると思いますのでそれまで楽しみにしておいてください!(アナホリフクロウ舎は、キジ舎の並びにあります。)


(滝澤)
 




やってきました!
(2016年1月30日)

    

高知県にある「のいち動物公園」から動物交換でアナホリフクロウのメスがやってきました。
検疫(新しく来た動物が病気などになってないかの検査)は無事に終わりましたが、暖かい検疫室から寒い冬の時期に外に出すのは動物の命にもかかわるため、もう少し暖かくなってきたら展示場に出したいと思っています。それまで皆さんが見ることはできませんが、暖かくなってくる春先まで楽しみをとっておいてくださいね!



(滝澤)


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