大宮公園小動物園

枝や丸太の使い道

佐々木飼育係

2022年4月15日

春らしい、暖かい陽気の日が増えてまいりました。
動物園を楽しむには非常に良い季節ですので、今回は動物園ではこんなところに注目すると一層楽しめるのではないか?
というお話をしたいと思います。 

みなさんが「動物園って面白いなー」と感じるときは、動物の色々な動きが見られたときではないでしょうか?
例えば動物がエサを食べていたり、寝ていたり、遊んでいたり、「動物の動き」に注目すれば自然に楽しめると思います。
飼育係は動物の色々な動きを引き出すために、日々様々な工夫をしています。

昨年10月の動物日誌で田村飼育係が紹介した「落ち葉」はどこでも簡単に手に入る便利アイテムなのですが、
「枝や丸太」も同じくらい使い勝手が良いです。

シシオザル
大事な遊び道具なので簡単には手放しません

葉っぱが付いている枝ならヤギやモルモット、クビワペッカリーなどのエサになりますし、
手先が器用で遊び好きなシシオザルにとっては格好のおもちゃになります。
彼らは鋭い犬歯を持っているので、樹皮をかじることも大好きです。多少は食べてもいるのでしょうが、大半はかじって剥がして地面にそのまま落ちて残っています。時には奪い合いになることがあるくらい大人気アイテムなので、夢中でいじり、かじる様子は見ていて飽きません。 

ブチハイエナ
ちゃんと丸太の上に頭を乗せます

大きい丸太ならブチハイエナのまくらになります。
休息場所にたまたま丸太があるという訳ではなく、
ちゃんと場所を選んで丸太に頭を乗せて休んでいるように見えます。

我々ヒトとハイエナは種類がまったく違うので、共通点が少ないように思いますが、
「寝るときはまくらがあると良い」という意外なところで通じるところがあり面白いですよね。

ツキノワグマ
時には豪快に振り回します

ブチハイエナの隣にいるツキノワグマの場合、丸太はおもちゃになります。
と言ってもシシオザルのようにかじって遊ぶのではなく、なんと振り回して遊びます。
壁にもたれて座り、両腕で器用にクルクルクルクルまわす様は豪快でもあります。

ただしこちらはブームがあるようで、冬の間はあまり見られなかったのですが、最近になりまた頻繁に見られるようになりました。

樹木にはこのように小さい枝から大きな丸太まで、動物園では様々な使い道があります。

どこでも落ちているものなので枝や丸太があっても普通は特に反応することもないでしょうが、
飼育係にとっては宝の山で、「あれはヤギのエサにちょうど良いなあ」とか「これはシシオザルがよく遊びそうだなあ」なんて思いながら見ています。

動物の展示場に枝や丸太がどのように置かれているか、動物がどのように使っているか。
動物園に来たらぜひ意識してご覧ください。

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