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落ち着かない日
(2016年12月15日)
 

  

平日で風もなく、たまに日も射す静かな園内。しかし、園内は静かでも隣の児童遊園では飛行塔の工事を行っていて、断続的にさまざまな機械の音が聞こえてくるカピバラ放飼場。何か物言いたげに見上げてくるコハル母さん。鼻の穴が膨らんでいます。おいしいものがある時は別のようですが、音が気になるようで行動がやや不穏です。水を飲むときも音源から離れた方へと行っているように思われます。お気楽者のピースはいつもと変わりませんが、ラ・メールはなんとなく母さんの後ろをついて歩いているようでした。湯浴みの時も初めに入った状態からほとんど動くことなく、緊張した耳のまま終了です。


こんな日が続いているのかという心配は無用です。工事は今日から始まったわけではなく、いつもはもっとまったり過ごしています。今日は反対側の双輪場でも作業があったようで、音の方角が確認しにくかったのでしょう。とても野生の動物とは思えない、のんびりした生活を送っているカピバラたちですが、たまには五感をフルに使う日があってもいいかもしれません。


(小髙)




ポジション
(2016年11月30日)
 
 
  

県民の日を初日として、今年も湯浴みを始めました。前回は3月ですから、みんな間違いなく大きくなっています。同じコンテナでは入れないと思い、大きいサイズの物を2つ用意しました。以前も2つ用意していましたがサイズが違い、浸かるのは大きい方に3頭いっしょでした。でも、今回はもう無理です。コハル用と仔カピ2頭用。と思ったのですが、まさかと言うかやっぱりと言うか(最近このフレーズがよく出ます)1つのコンテナに3頭が入りました。もちろん浸かれないので押し合いが始まり、コハルが誰かを追い出します。追い出された1頭は別のコンテナに入りのんびり。そのうちもう1頭の仔カピも引っ越してきて、コハルと仔カピ2頭の理想形になります。でもそれはつかの間。よその芝生は青く見えるようで、コハルが移動を始めます。そして…。

理想形で落ち着くまで、しばらく時間がかかる今年の湯浴みです。


(小髙) 




いつもの所
(2016年11月15日)
 

         
 

チェリーとの別居が始まってから、裏のパドックと放飼場の間のフェンス脇が放飼場組のトイレになっています。いつもいつも3頭が、同じ場所で用をたし掃除をすることで土がどんどんえぐられ、だいぶ大きな穴になってしまいました。そこで、買い置きのあった川砂で穴を埋め、地面を平らにしました。ピースとラ・メールの2頭はいつも通り、砂で平らになったいつもの所で用をたしました。ところが、と言いますかやっぱりと言うべきか、コハルがハンストならぬウンスト。翌日にはお腹がパンパン。予定を早めてコンテナのお風呂に入れ、お湯もたくさん飲んでもらい、翌日もまたお風呂に入ってもらい、ようやく事なきを得ました。
野生ではいつもと違うことは、もしかしたら自分の身に危険が迫っているかもしれません。警戒は必要です。でも、ここにジャガーはいません。この池にワニはいません。そこのところをわかってほしいと願う担当者です。


(小髙)




冬支度
(2016年10月29日)
    

  
 

カレンダーと過去の記憶と体感がずれるような気がするようになったのは一体いつからだろう?などと思いながら、今年も動物たちの冬支度を始めました。せっかく新築だったのに、チェリー独占と言う計画外の出来事で昨年の冬はドキドキしながらの冬越しでしたが、今年は去年の経験があるのでちょっと気が楽。東屋の床下に断熱材を入れたり、落葉プールの場所を作ったり、湯浴み用のコンテナを買い足したり。池もきれいになり、夏中食べていたホテイアオイもそろそろ最後です。

毎日、気温が上がったり下がったりで体調が狂うのは人も動物も同じ。過ごしやすい場所をいろいろ用意しながら冬に備えたいと思って準備中のカピバラ放飼場です。


(小髙)




動じないカピバラ
(2016年10月14日)
   
 
  

カピバラ放飼場に沿った園路の上にスダジイがだいぶ張り出していました。たまたま、枯れ枝の撤去作業が行われるとのことだったので、ついでに少し剪定してもらうことにしました。どんな些細なことでも気になるコハル母さんの動向が心配だったので、作業中は近くで見守ることにしました。ところが、木に梯子を立てかけようが、大きな木の枝が落ちてこようが気にしません。確かにフェンスの外側の出来事ですから、自分たちに影響がないことは理解しているでしょう。でも、大きな声や聴きなれない音にへっぴり腰になるいつもの母さんはどこへやら。少々のことでは動じない2頭のこどもたちは全く意にも留めません。普通に放飼場を歩いたり、座って休んだり。そのことにこちらはびっくりです。

問題は何も起きなかったので、何でもなかったわけですが、この行動をどう理解すればよいのか苦しむところです。

切った枝はカピバラたちのおなかの中に収まっていきました。


(小髙) 




壁の模様
(2016年9月29日)
  

  
 

 カピバラ舎で暮らしているチェリーは寝室の中の小部屋(仕切りを外してあるので通路や大部屋とつながっている)にムギワラを敷いて寝床にしています。食べるところとトイレが別なので、毎日の寝床の掃除は濡れたワラをどけたり、鉱塩の入った入れ物を部屋の隅に戻す程度。なので、うっかりしていました。なんと壁に大きく削った後があるではありませんか!今まで物をかじられて困ったことがなかったのでびっくりです。以前、ラ・メールがカピバラ舎の出入り口のスチールの扉でよく歯磨きをしていましたが、あれに似ています。今も続いているのかわかりませんが、しばらくは様子を見たいと思います。


(小髙)




食事とおやつ
(2016年9月16日)
 
 
  

ホテイアオイが池を覆い尽くすくらい、カピバラたちが埋もれるくらいたくさんあっても、日々食べている野菜や果物は必須らしく、朝の作業時間に餌を持っていかなかったら、カピバラたちに不評を買ってしまいました。いつもはキャベツ、サツマイモ、ニンジン、リンゴを放飼場に、乾草を東屋に置いています。でも、この日はあまりにたくさんのホテイアオイがあり、お腹いっぱい食べられると思ったので、少量の乾草しか用意しませんでした。しかし、しばらく食べると、次々に池から上がり、放飼場をあちこち徘徊するのです。餌を置く場所は大体決まっているので、そのあたりは特に念入りです。何もないことを確認すると池に戻っていくのですが、落ち着きません。いつもは後回しの乾草を食べ、また池に戻っていきます。最終的にはホテイアオイの葉の部分は食べつくされ、どう見てもいつもよりたくさん食べたように思えるのですが、夕方の給餌時もいつものようにお待ちかねでした。確かにホテイアオイはおやつのつもりで使っていますが、あんなに食べてもいつもの食事ができるなんて!食事とおやつは別腹と言いますが、カピバラにとってはホテイアオイこそ主食にしても良い重要な食べ物だと思うのです。こんな行動を見ると、日ごろの生活でもっと自然に近い餌を用意してやれたらと思う担当でした。


(小髙)




放飼場の東屋
(2016年8月30日)
  

          
 

カピバラの展示場が新しくなった時に放飼場にできた東屋は本当の意味での東屋でした。
しかし昨年、24時間放飼場で過ごすことになった3頭のために改造を続け、今ではだいぶちゃんとした小屋になっています。初めは、暖かくなったら板を外し床だけを残した東屋に戻そうと考えていました。でも今は、あった方が良いと確信しています。なぜなら、板が1枚あるだけで自分を隠すことが出来ることを皆が学んだからです。多くの場合はピースがコハル母さんから隠れていますが、びっくりした時のコハル母さんにとっても板の後ろの空間は安心できる場所のようです。まだまだ暑い季節は続きそうですが、水に浸かったり、浴びたりして涼をとることが出来るようになったので、風通しの悪さは我慢してもらい、安心、安全の砦にしてもらうことにします。


(小髙)




生草に勝るものなし
(2016年8月15日)
 
 
  
 
度々、お腹いっぱいホテイアオイを食べられる日があり、食べた後はひたすらお昼寝を楽しむカピバラたちですが、夕方になると話はまた別らしく、声を出してご飯の催促をします。キャベツにサツマイモ、ニンジン、リンゴが定番でたまにチンゲン菜やコマツナ、今は夏が旬のトウモロコシやスイカが加わることも。最近はなかなか生草を用意できなく、もっぱら乾草を給餌していますが、たまたま少し刈ることが出来たので後から餌に足してみました。結果は言うまでもありません。今まで食べていたものをやめ、生草にシフトチェンジ。いつか生草をお腹いっぱい食べさせてやりたいと思わされた出来事でした。


(小髙)




 母と娘の間
(2016年7月29日)
 
 
         

小さな頃は、3頭の仔と母がいっしょくたにダンゴになっていたのに、いつのまにか間が空くようになっていました。しかも、隙間は母と娘の間です。それなりの広さのカピバラの放飼場ですが、くつろげる場所は限られているようで、お互い相手を気にしながらの移動です。もっとも、どちらも争い事は避けたいので母は自分を主張するし、娘は警戒を怠りません。それでも、もう娘も2才です。譲れない時もあります。結局は母の勝ちになりますが、たまにちょっと自分を出すこともあります。でもね…。
この2頭の隙間を埋めているのは息子のピース。間を開けて座っている2頭の真ん中にちゃっかりお尻から割り込むのが得意技。でも、それがどうやら仲良しの秘訣のようです


(小髙)




待ち伏せ
(2016年7月15日)
  

           

今年は流通経路が確保できたため、かなり定期的にさいたま水族館からホテイアオイを頂くことが出来ています。いつも大きなビニール袋に入っていて、放飼場の池の縁まで運んでから口のゴムを外し、池に投入しています。毎回、同じ所から投げ入れていますが、そこはカピバラたちが池に入るにはあまり良い場所ではなく、ちょうど向かい側から池に入ることが多いように思います。袋を持って放飼場に入ると袋に寄ってきますが、そこでおいしいものがもらえるわけではありません。それでも、放飼場の扉から池までぞろぞろついて歩きます。朝夕の餌を持って来た時と同じ反応です。不思議なことではありません。ビニール袋は透明で中身が見えているのですからね。ところが、今年5回目に当たる前回のホテイアオイの日。ピースが驚くべき行動をとったのです。袋を持って放飼場に入るとついてくるところまでは同じでした。池の縁に袋を置いた途端、何とピースは向かい側のいつもの場所から池に入り、ホテイアオイが投げ込まれるのを待っていたのです。南米でサルを研究されている伊沢紘生さんの本の中に、一緒に遊んでもらうために川に先回りする、村の人に飼われている若いメスのカピバラの話が出てきます。ほんとかなと思いながら読んでいましたが、そーなんです。カピバラは未来を予測できるのです。でも、ピースがやったというところにちょっと不安を残している出来事でした。


(小髙)




困ったこと その2
(2016年6月29日)
 

   

再びチェリーの問題です。トイレの問題はきれいな飲み水が確保できなくなってしまうことが困ったことですが、朝夕の清掃に入るたびに問題は解消されます。ところが、今回の困ったことは長い時間をかけて起きたことで、しかもどうすればよいかもわかっているのですが、方法が思いつきません。それが何かと言うと、伸びてしまった「ツメ」です。チェリーは長い間ツルツルの床のカピバラ舎で暮らしているため、他の個体のようにツメがすり減りません。放飼場で暮らしている母仔はともすると追いかけっこをして出血するほどツメを削ってしまうこともあるくらいですが、1頭で床と土で生活しているチェリーは爪のすり減る要素がとても少ないのです。ざらざらのコンクリートの放飼場で暮らしている母仔のカピバラたちのツメの減りすぎを心配していましたが、どうやら必要なのはチェリーの爪切りのようです。でも、人のように爪切りをするわけにもいかないので、広い放飼場を散歩できるように考えましょう


(小髙)




困ったこと
(2016年6月16日)
   

  

先月の終わり頃よりカピバラ舎で暮らしているチェリーが突然トイレの場所を変えました。カピバラ舎の中には、トイレ用の大きなコンテナと水飲み用のステンレスのバットが用意してあります。それはそれはチェリーが小さかった頃、大きなコンテナにはまだ入ることが出来なく、水飲み用のバットをトイレに使った時代もありました。でも、一人暮らしを始めた時にはとっくに卒業していたはず。それなのに…。
何がきっかけなのか謎ですが、水の量や場所を変えても変化なく、毎日のトイレ掃除が2か所になりました。とほほ…。


(小髙)




避難避難場所
(2016年5月31日)
  
 
          

カピバラは体は大きいけれど、何にでもびっくりする動物のようです。特にコハル母さんはとりあえず何でも怖いタイプで、もう4年もお付き合しているのに、放飼場に入るたびにドッキリされているような気がします。仔カピ達はここで生まれただけあって、母さんほどではありませんが、近くで大きなアクションをすると毎度文句を言っているようです。ただ、母さんに怒られたときは他に頼れるのは人だけなので(父さんがいませんから)甘えてくる時もあるように思うのは担当者の思い込みでしょうか。ともかく、怖いものがたくさんあるカピバラたちは、それぞれ気持ちを落ち着ける手段を持っているようで、コハル母さんが東屋の後ろで固まっていたら、それは何かから逃げている証拠です。ピースは東屋の壁にくっついていたり、大きな木に寄り添っていることが多いようです。そしてラ・メールは水の中へ。大きな音がしたり、歓声があがったりするとラ・メールは池に入り橋の下へ行ってしまいます。思えば、小さい頃から橋の下の好きなカピバラでしたっけ。一緒に育った兄弟でも全く違う反応が興味深い所です。


(小髙)




チョッとだけモリージョ
(2016年5月15日)
 

  
 

カピバラのオスの鼻の上にはモリージョと呼ばれる突起物があり…とカピバラの説明には書いてありますが、ここにいるオスのピースのモリージョはどこでしょう。来月2歳になるのでもう立派な大人です。でも、顔を見ただけではメスのラ・メールとなかなか区別がつけられません。大きな群れになると一番立派なモリージョを持ったオスがボスだと言いますから、母子の群れのここではピースはオスの前に子供だということでしょうか。でも、亡くなったヤマト父さんもモリージョどこですか~と言う時が多かったような気がします。最近ようやくちょっとだけわかるようになってきましたが、これでいいのか心配です。でも、ヤマト父さんもシッカリ父さんできたし、これで十分なのかもしれません。


(小髙)




 珍客
(2016年4月28日)
  

            
 

ある日、カピバラの池にカルガモが1羽泳いでいるのを来園者の方が見つけ、「あれは、一緒に飼育しているのですか?」と尋ねられました。カピバラに気を取られていて全く気付かなかった私の頭に真っ先に浮かんだのは、フライングケージで飼育している個体が逃げたのか?と言う何とも情けない考えでした。すぐ近くに担当者がいたので、その考えはすぐに否定され、野生のカモがやってきているのだとわかりました。動物園の近くにあるボート池(ボートは漕げませんけど)にはたくさんのカモがいますが、この小さなカピバラの池にはめったにカモはやって来ません。主のカピバラたちはなるべく距離をとってちょっと気にしながら行動しているようでした。数日続けて泳いでいましたがその後は来ていません。今回は1羽でしたが、ペアで来て、卵とか抱いて、ヒナが泳いだりしたらとあらぬ妄想をしてしまったカピバラの担当者でした。

カピバラたちにはちょっと迷惑だったかな。 


(小髙)




母さんの食欲
(2016年4月15日)
  
 
         

コハルの食べ物に対する執着は子供たちが小さくても容赦なく発揮されてきましたが、空気を読めるようになったおかげで最近は子供たちも平和です。それでも顔を寄せて食べている姿を見るとドキドキしてしまいます。好きなものの時ほど独り占めしたいのは誰でも同じです。チビカピたちも心得ているので食べながらもちゃんとコハル母さんの観察は忘れてはいません。怒られる前にコハルの視界から消えてゆきます。逆にコハル母さんが子供たちを追い払わない時はそれがあまり好みではない物の時です。食べ物の優先順位や質がよくわかります。本当はみんなにストレスなくゆっくり食べてもらいたいのですが、なかなかうまくゆきません。早く青草がたくさん手に入る季節になってほしいものです。


(小髙)




実は飲んでます
(2016年3月31日)
 

           

カピバラの湯浴みも一応区切りを付けて3月最終週で終了しました。被毛と皮膚の健康のため、寒くて冷たくて水に入らない冬の間、お湯を準備してきました。
週に2回だけでしたが、いつも待ってましたとばかりにお湯が入るのも待たないでコンテナに入る子供たち。何回やっても注がれるお湯にびっくりするコハル。パズルのように3頭が浸かるとたった3個のポリタンクのお湯でもコンテナはお湯がひたひたになります。鼻の先まで浸かっていつも気持ちよさそうですが、しばらくすると始まるのは湯飲みです。そんなにですかと思うほど、どの個体もお湯を飲みます。池の水を飲む姿はしばしば見ることが出来るので、水が足りないわけではないと思うのですが何故でしょう。池で泳ぐような季節になってもお湯があれば浸かる大宮のカピバラたちは、冷たいお水より暖かいお湯の方が体に良いとでも思っているのでしょうかね。聞いてみたいことの1つです。



(小髙)




 いつもの湯に代えて
(2016年3月15日)


 

湯浴みの日が来るたびに、お湯に浸からなかったらどうしようと思う3月ですが、水辺の生き物であるカピバラには余計な心配なのかもと思うようになってきました。もちろん、気温の低い日の方が浸かっている時間は長いようですが(時間を計ったことがないので正確にはわかりません)、暖かくなってきてもカラスの行水のようになるわけではありません。特に今年は暖かかった日には1月でも池に入っていたコハルを見ているので理由をいろいろ考えてみましたが、結局カピバラ次第なのでしょう。朝、池でひと泳ぎして、昼に湯浴みをし、夕方また池で大はしゃぎをする日があるくらいなので、要するに水辺の住人なのですね。ただ、コンテナの湯には好んで浸かっているように見えるピースが何故池に入るのをあんなに躊躇するのかが疑問です。被毛や皮膚の健康のためには水に入ることは必要だと思うのですが。

湯浴みは3月中で終了の予定ですが、みんなが池で泳ぐようになるまでの間、ピース用に水を張ったコンテナを用意する日を作ろうかな。


(小髙)




とほほ
(2016年2月29日)
  

       
 

コハル母さんたちと合流するための練習として、チェリーがカピバラ舎の裏パドックに出るようになって1か月がたちます。初めの頃はお互いに寄っては歯を鳴らしあっていましたが、最近は優しい声で鳴くことが多くなってきました。それでも、ラ・メールの警戒はなかなか解けないようで、友好的とはまだ言えません。そして困ったことに、パドックの扉の前が放飼場にいる3頭のトイレになってしまいました。

初めは、ラ・メールのマーキングのような行動から始まりました。それまで、ほとんど池をトイレに使っていた3頭が、その時からみんなで扉の前で用をたすようになりました。初めの数日は池も使っていたようですが、今では1日のすべての用をここでたしているようです。体調管理の面からいえば、全員のコンディションが一目瞭然で分かりやすくなったわけですが、それまでの水洗トイレとは違って掃除が必要になってしまいました。

このトイレ事情が何を意味するのか、同居に向けて良い方に向かっているのか否か日に日に悩んでいる所です。


(小髙)




もぐもぐ もぐもぐ
(2016年2月13日)
   

  
 

板の間で寝るようになって気が付いたピースの石集めでしたが、床が乾草のお布団で敷きつめられてしまってからはあまり目立たなくなっていました。が、このところ、休息中にもぐもぐしているのがピースだけではなくなりました。まだあまり慣れていないようで、ピースのようにリズミカルに口を動かすことはできていませんが、ラ・メールももぐもぐしています。何が目的なのか定かではありませんが、結構真剣です。そして動きながら、石を変えながらやっているので、程よい大きさの石が床やコンクリートの上に点々と置き去りにされる訳です。先日、鉱塩を入れた容器を放飼場に出しておいたら、鉱塩をなめるたびにそこに石を置いていくので、容器の中に石がたまっていて驚きました。

東屋の床は乾草でフカフカですが、あの中にいったいどれくらいの石が集められているのでしょうか?掃除の時がちょっと楽しみです。


(小髙)




試練
(2016年1月30日)
  

  
 

チェリーの放飼場復帰に向け、昨年の終わりから他の3頭との同居を試みてきました。柵越しにはしばしば会わせていたので、臭いも声も忘れてはいないだろうし、鼻先は触れ合っていた訳で、知らない個体を同居させるのとはわけが違うと考えていました。ところが、一緒にした途端、ラ・メールが攻撃を仕掛けあっという間にチェリーを隅に追い詰めました。コハル母さんは離れたところで警戒態勢をとったまま。ピースのみが名前のとおり友好的に寄り添いました。これではとても同居は無理と判断し、急きょチェリーを収容して計画を練り直すことにしました。家族と言う考え方はやめ、新しい仲間と新しく同居すると考え、まずチェリーを後ろのパドックに自由に出入りさせることにしました。ここでも柵越しに他個体と触れ合えますが、寝室内とは違い場所を選ぶことが出来ます。放飼場にいる3頭にとっては気になるところが増え落ち着かないようですが、4頭が本来の姿だった頃を思い出してほしいと思っています。まだ、治療も続いていますが、4頭が揃って放飼場で暮らせるようになるまで試練の日々は続きます。


(小髙)
 




いい湯だな
(2016年1月15日)
 

  
 

この冬のカピバラたちは、12月まで泳いでいたし今年に入ってからも湯浴みを楽しんでくれるかどうか心配なくらいに暖かい日もあり、予想もつかない日々を送っています。基本的には水に浸かることは大好きなはずで(そうでない個体も若干1頭おりますが)、人が暖まる温泉のように暖かくなくても温ければ水に浸かるはずです。

このところ普通の冬のような気温になってきたので、湯浴みの時のお湯の温度を計ってみました。お湯を汲む時は46度の設定でタンクに入れて運びます。その後、諸々の準備をしてコンテナにお湯を空けます。3頭が浸かり落ち着いたところで温度計を浮かべてみました。37度でした。ちなみに、池の水温は14度で気温は10度でした。30分ほど出たり入ったりしてお湯を楽しんで、湯浴みは終了しました。誰もいなくなったコンテナのお湯は24度でした。


(小髙)




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